ティアック株式会社は、ワイヤレスマイクシステムのバックアップ録音用マイクロリニアPCMレコーダーDR-10Cシリーズの新ラインナップとしてSHURE社製品対応モデル「DR-10CH」を2015年4月下旬にTASCAMブランドより発売する。メーカー希望小売価格はオープン、市場想定価格は税抜22,000円。なお、2014年12月上旬に発売を予定していた「DR-10CL」(Lectrosonics社製品対応モデル)は、同社都合により発売中止。

DR-10Cシリーズは、ワイヤレスマイクシステムのマイクとトランスミッター間に接続する音声収録用レコーダー。マイクを本体に接続し、付属のケーブルを使ってトランスミッターに接続することで、ワイヤレスシステムにおいて万一音声が途切れた場合でも音声を記録しておくことが可能。ワイヤレスマイクメーカー各社のシステムにそれぞれ対応した専用設計となっており、SENNHEISER製品対応モデル「DR-10CS」に加えて、ワイヤレスマイクシステムに対応するためのオプションパネル「AK-DR10CH(SHURE製品対応モデル)」、「AK-DR10CR(SONY/RAMSA製品対応モデル)」をラインナップしている。ラベリア/ピンマイクとDR-10Cシリーズを組み合わせることで、ウェアラブルマイクロリニアPCMレコーダーとしても使用可能だ。

記録フォーマットは24bit/48kHzモノラルWAV(BWF)。記録メディアはmicroSD/microSDHCカードで、最大32GBのmicroSDHCカードが使用可能。録音中の誤操作を防止するスライド式録音スイッチを採用し、録音中は録音停止以外の操作を無効にする機能や、できるだけ高い録音レベルを設定しながらも、同時に低いレベルによるバックアップ録音が可能なデュアルレコーディング機能など、確実な録音をサポートする機能を搭載している。電源は単4形電池1本またはパソコンからのUSBバスパワーで動作する。