富士フイルム株式会社は、4Kカメラ対応の光学性能を備えた放送用ズームレンズ「FUJINON UA80x9」(以下、UA80x9)を2015年7月に発売する。希望小売価格はオープン。

UA80x9は、80倍の高倍率ズームで広角9mmから望遠720mmまでの幅広い焦点距離を1本でカバーするズームレンズ。同社独自の光学式防振機構により、足場の揺れによる画面上の像ブレを補正。撮影距離に応じて複数のレンズ群を制御するフローティングフォーカス方式により、近距離から無限遠まで高解像度・高コントラストの映像を撮影することが可能だという。従来の操作性を維持しながら分解能を16bitに向上させたフォーカスデマンドによりフォーカスの調整が行える。また、ズームやフォーカスの位置情報などのレンズデータを高分解能で出力可能な16bitエンコーダーを標準で搭載している。

なお、UA22x8は2015年4月13日から16日(米国時間)の期間中に米国ラスベガスで開催されるNAB2015の同社ブースにて展示予定だ(セントラルホール/C7025)。