ブルーレイディスクアソシエーション(BDA)15年8月24日からUltra HD Blu-ray(UHD BD)のライセンス提供を開始することを発表した。

間に合えば、9月のドイツ・ベルリンで開かれる国際家電ショーIFAに、先駆者から次世代メディアコンテンツと対応ハードウェアが披露される期待が寄せられる。UHD BDの公式スペックに対応したコンテンツや、メディアプレイヤーのプロトタイプがイベントで登場してくれば、年末商戦への正式リリースも現実味が増す。BDAプロモーション委員会からの発表コメントでも「2015年のホリデーシーズンへ向けてのライセンスの開始で、様々な企業からの対応製品の発表を期待している」と語っている。

早期の展開によりUHDコンテンツを一般家庭へ浸透させるスピードも早められるとし、 IHSテクノロジーでの調査では、2014年度における一般世帯へのUHDテレビの浸透は1,170台であったが、5年後の2019年には9,560万台まで増加すると予測されている。

UHD BDフォーマットは、3840×2160 60fpsでHEVC形式。ビットレートピークは100Mbps、10bitでのHDRやBT.2020の色域まで対応できる。UHD BDプレイヤーではHDCP 2.2コピープロテクト機能を実装することは必須。またUHD BDプレイヤーは下位互換性を持つことで、既存の市場にある1万以上のBDタイトルも再生できるようになっている。

(山下香欧)