Red Digital Cinema(以下:RED)から、IBC2015の後に舞い降りてきた新製品の名前はRED RAVEN(レッド・レイヴン)。現地時間25日に正式発表が行われるとされているが、RED代表のジャレッド・ランド氏がソーシャルサイトで拡散しているティザーによると、RAVENは4K DRAGONセンサーを採用し、最大4K 120fps収録が可能な、新しい分野のモデルとなる。

センサーサイズはmicro 4/3とAPS-Cの間をとった20.48mm。現行のカメララインアップと同様のDSMC(Digital Still Motion Camera)スタイルで、5:1圧縮で4K24p(23.98)が可能。REDカメラの中では最軽量、そしてRED WEAPONと同様のボディなのでWEAPON対応のモジュールやアクセサリーが共有できる。固定のSSDベイとキヤノンEFマウントが実装されており、別のレンズマウントが可能かどうかは不明。またWi-Fiとマイクロフォンを内蔵している。

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カメラヘッドの価格は5,950ドルと既に開示されている。120GBのSSDストレージMINI-MAGと新製品の4.7インチのLCD Touch、バッテリーと、収録に最低必要なアクセサリを揃えたパッケージで10,000ドルを切る設定になる。価格設定について様々な意見が広がっているが、RAVENはソニーPXW-FS5やBlackmagic URSA Mini 4.6Kと市場競合をするために出てくるわけではない。また現行のローエンド価格のSCARLETの後継機種という位置づけでもないようだ。

RAVENの出荷時期や仕様詳細は、REDから9月25日(現地時間)に発表される予定。


(山下香欧)