この数年の間に様々なGoPro用のハンドヘルド式スタビライザーが登場した。そして新たにクラウドファンディングで話題となっている。

2年前に製品開発を始めたAetho(エーソ)社が出してきた「Aeon(イーオン)」は、クラウドファンディングで紹介されているが、すでに完成され量産が約束されている製品である。スタイリッシュな外観と高機能を持つ3軸スタビライザーで、いままでの製品とは多少異なった機能を持つ。

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サイズは186mm×54mm×201mm、重さは500g(カメラ除く)

従来のスタビライザーでは、マウントしたGoProが自分の手の位置よりも上に来るものが多いが、AeonではGoProが自分の手の位置にくるので安定感がある。

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GoPro3/4をマウントできる。ハウジングと一緒には装着できない

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3軸モーターはグリップ内部に設計されており、手首を動かさなくてもパンができるようになっている。プロトタイプを体験したレビューによると、従来のジンバルに起こるモーター音や、挙動範囲に到達するとカクつくような動作は発生しないようだ。

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一番気になるのは、ジョイスティックだろう。このジョイスティックでマニュアルにGoProのパン、スチル操作が行えるようになっている。そしてLCDスクリーンで撮影の状況をモニタリングできるようになっている。LCDスクリーンは小さな円形なので細かな状況はつかみにくいが、撮影対象物をトラッキングしていくには十分だ。内蔵バッテリーの持続時間は5時間で、USBによるフルチャージには2時間必要。

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ハンドル下についているマウント部位からGoProのアクセサリを装着することができる

本体価格は349ドル。Indiegogoでは324ドルより。現在240台以上のプリオーダーを得ており、日本を含め海外からのプリオーダーへの配送も可能となっている。出荷時期は来年2016年3月からの予定。

(山下香欧)