ソニーブース 360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

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ソニーはプレス発表で4KやHDRへの対応製品や現在のHDシステムの充実、IP伝送化のためのネットワークメディアインターフェースの推進などを発表

ソニーは、「Beyond Definition その先へ、ソニーとともに」をテーマ掲げ、4Kコンテンツ、HDRに対応した製品やワークフローの展示、伝送にIPを用いて制作システム全体をネットワーク上で一元管理するネットワークメディアインターフェースに対応した新商品のほか、ニュース制作などの現場に向けた「ネットワークプロダクションプラットフォーム」などのソリューションを出展した。

同社は、4K関連製品を中心に現行のHD製品やHD機材との融合、移行をスムースに行うためのソリューションを提案しており、2020年へ向けてのHDから4K、さらには8Kへの道筋を中心として商品展開した格好だ。同社の製品は世界各国の放送局で使われており、その多くはHDである。4K放送を表明した国もいくつかあるもののまだ数は少なく、4Kとどのように折り合いをつけていくのかが課題といえる。

ソニープレス発表会より

ソニーはInterBEE初日にプレス発表をしており、4K/HDR機材の拡充とHDにおけるファイルベースワークフローを更に進化させると発表した。4K制作機材ではマルチフォーマットポータブルカメラHDC-4300やスイッチャーXVS-8000、AVストレージユニットPWS-4500、カムコーダーPXW-F55といった新製品を、HD関連ではワイヤレス取材システムやオートメーションサブシステムを放送局に納品したことなどが報告された。HDRに関してはすでに多くの対応製品が出荷されているが、今後も対応製品が増えていくとしている。また、4Kになると信号伝送が問題になり従来のSDIからIPへ同社が提唱する「ネットワークメディアインターフェース」の規格化を含め推進していくとしており、今年4月のNAB2015時の30社から42社に賛同企業が増え、今後も賛同する企業を増やしていくと発表された。

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11月18日発売の4K(UHD)スーパー35mmCMOSセンサー搭載PXW-FS5。独自開発の電子式可変NDフィルターやトータル14stopの広いダイナミックレンジ、100Mbpsのビットレート(4K 30p/24p XAVC)による高画質な収録を実現。フルHDでは240fpsでのハイフレームレート撮影(最大8秒)による最大10倍のスローモーション映像の記録も可能。収録フォーマットは、XAVC(Long GOP 4:2:2/Long GOP 4:2:0)、AVCHD Ver.2.0、XAVC Proxyの4種類に対応しているほか、ファームウェアアップデートでRAW映像出力に対応予定となっている。

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8K CMOSイメージセンサーを搭載した業界最高画質のCineAltaカメラF65RS。Ver7.0でクイックメニュー、BT.2020記録モードが追加されたほか、ASC-CDLによりカメラ本体でライブグレーディングが可能。F65はデジタルシネマカメラだがCA-4000やBPU-8000との組み合わせでライブシステムを構築可能

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HDマルチフォーマットカメラシステムHDC-2500。2/3型プログレッシブCCDを搭載したほか、16bitのADにより高画質を実現。2倍のスローモーションや3Gbps光ファイバー伝送、フォーカスアシスト機能などを搭載している

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2/3型3板式4Kイメージセンサー搭載の4K/HDシステムカメラHDC-4300。放送現場で広く使われているHD用B4マウントレンズを直接本体へ装着できるほか、HDRやHD8倍速スローモーションに対応しており、スポーツ中継やスタジオ番組制作に最適

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HDC-4300によるHDスローシステム。オプションのソフトウェアSZC-4002により、1920×1080のフルHD映像を、最大で479.52/400fpsのフレームレートで撮影可能。CCUやマルチポートAVストレージユニットPWS-4400/4500、コントロールステーションPWS-100PR1、コントローラーPWSK-4403などを組み合わせたもの

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2016年2月発売予定のXDCAMメモリーカムコーダーPXW-X400。MPEG HD422 50Mbpsフォーマットに加えて、10ビットサンプリングによる高精細な階調表現で高画質記録を可能にするXAVCフォーマットにも対応するほか、Wi-Fi/LTE回線を使って、プロキシファイル転送やライブストリーミングができる

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フルHDの0.7型有機ELビューファインダーHDVF-EL20。液晶のビューファインダーが全盛のなか今でもCRT式のものも健在である。ドットで構成されたLCDよりラスターで構成されたCRTのほうがピントの山がつかみやすいとか長年使い慣れているとか理由は様々だろう。HDVF-EL20はフルHDの有機ELを搭載することで、CRTに代わるデファクトスタンダードを目指したものだ

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3.5型有機ELを採用したHDビューファインダーHDVF-EL30。外部にも3.5型のモニターを装備しデュアルモニターとなっている。外部のモニターは180°回転するので、レポーターモニターとして使うことも可能。リターン映像やタリー代わりに使うとか様々な利用を考えられる

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新しくなったコントロールパネルICP-X7000のスイッチモジュール。非接触光学式切り替えボタンや各スイッチのアサイン表示、カラーなどより使い勝手の良いものになったほか、モジュールごとにME列ごと分離できる構造になっている

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4KライブスイッチャーXVS-8000。従来のSDIに加えてIP伝送に対応した4KやHDに対応したスイッチャー。IPに関しては独自のネットワークメディアインターフェースにより、同期信号や制御、遅延など映像を放送局などで扱うための必要な要件をクリアしていくという

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ネットワークメディアインターフェースLSIモジュールとそれを搭載したAdvantechおよびMatroxのボード。IP伝送のSMPTE2022や信号同期にかかわるSMPTE2059などの構成要素を含むソニーが提唱するネットワークメディアインターフェース。賛同パートナーは42社になった

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液晶テレビBRAVIAや、30型4K有機ELマスターモニターBVM-X300を用いて、HDRとSDRのコンテンツの比較などを紹介していた

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デジタルシネマで培った技術などを民生品に展開。一方αマウントシステムを業務用としても用途を拡大していくと説明した

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4K制作用の機材はすでに発売されているが、今回スポーツ・音楽ジャンルの撮影機材としてカメラやスイッチャーが投入された

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IP化を推進するためにネットワークメディアインターフェースを提唱。IPでも高画質映像を同期伝送できる

sony_0034 今回新製品として投入されたカメラやスイッチャーなどの4K制作ラインナップはネットワークメディアインターフェースにすべて対応しておりIP伝送が可能 sony_0038 すでに映画、CM、ドキュメンタリーなどに適した機材を発売。今回スポーツ中継や音楽イベントなどに適した機材を投入した
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[InterBEE2015]ソニーブース1 – Spherical Image – RICOH THETA
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[InterBEE2015]ソニーブース2 – Spherical Image – RICOH THETA
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[InterBEE2015]ソニーブース3 – Spherical Image – RICOH THETA
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[InterBEE2015]ソニーブース4 – Spherical Image – RICOH THETA