キヤノンは、同社の業務用HDビデオカメラ「XA35」「XA30」の発売日が2015年12月4日に決まったことを発表した。以前発売日を2015年12月上旬と発表していたもの。同社オンラインショップの販売予定価格は、SDI端子搭載モデルのXA35が税抜235,500円、SDI無しのモデルXA30が税抜199,750円。

XA35/XA30は、集光効率を高めた同社新開発CMOSセンサー「HD CMOS PRO」の搭載により、従来機種に比べて低照度下のS/N比が3dB向上し、約40%のノイズ低減を実現。高感度のCMOSセンサーと、光学20倍のズームレンズ、映像処理プラットフォームDIGIC DV 4を組み合わせることで、最低被写体照度1.2luxの暗いシーンでも、ノイズの少ない滑らかな映像を撮影可能だとしている。また、新記録モードとして「高輝度優先」と「Wide DR」を搭載している。高輝度優先は、これまで圧縮されて表現できなかった、青空や雲の立体感、水の透明感、金属の光沢感など中高輝度領域の階調性、色再現性、鮮鋭感を向上させ、目で見たような映像表現が可能。Wide DRは、CINEMA EOS SYSTEMの技術を生かし、ダイナミックレンジを従来機種の300%から600%に拡大することで、明暗差が激しく白とびが発生しがちな撮影現場でも、白とびを抑えながら色彩の階調性が滑らかな映像を撮影可能だ。