アドバンスド3Dクロマキーヤ「ACK-3000」

株式会社朋栄は、スポーツや天気予報、ニュース制作向けの製品として、アドバンスド3Dクロマキーヤ「ACK-3000」を2016年6月末に発売する。希望小売価格は税抜300万円。

ACK-3000は、キーを抜いた人物にリアルな形と奥行きを持った影を生成するマルチフォーマットクロマキープロセッサ。画像合成技術を改良した1RUのラックマウント製品で、同社独自のアルゴリズムにより、被写体の動きに合わせて生成した影を自動的に調節する。足元に落ちる影と全身の影の2種類の3Dシャドウを生成し、内蔵カラーコレクション機能で2つのイメージの色味を合わせることが可能。

カメラ、被写体、ライト、クロマキー、カラーコレクション、影のサイズや濃淡などの機能設定により、合成画像においてよりリアルな表現を実現できるとしている。ユーザは3つの光源まで追加でき、位置や方向、拡散具合を調節することができる。影は個々の色や濃度を調節が可能。3つの被写体まで位置や方向、大きさを調節することが可能なほか、手前の画像の明るさや濃淡、大きさ、足元の影の強さも選択も可能。ビデオフォーマットは、HD-SDIを含む1080/59.94i・50i、720/59.94i・50pをサポートしている。