Blackmagic Designの発表によると、株式会社毎日映画社がCintel Film Scannerを導入したという。

毎日映画社は、映像プロダクションとして映像ソフトの企画、制作、販売から、放送番組の企画・制作、アーカイブ販売などの事業を行っている。テレビ番組「皇室アルバム」の制作、東京オリンピックや大阪万国博覧会の公式記録映画の制作にも参画しており、多くのフィルム資産を保有している。

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Cintel Film Scanner導入のきっかけについて同社の新技術開発グループ・プロデューサーの森谷富士雄氏は次のようにコメントしている。

森谷氏:今まで撮りためたフィルム映像を保管するのに膨大なコストがかかっています。当時の映像を欲しいという方もいますが、一部ファイル化しているものでも解像度がSDやHDなので、今後、そういったニーズに応えるにしても4Kでファイル化したいと考えていました。

80年前くらいの古い16mmフィルムをCintel Film Scannerにかけてみましたが、まったく問題なくスキャンできました。Cintel Film Scannerは使い方も簡単で、iMacにインストールしたDaVinci Resolve Studioとのシンプルな組み合わせで、手軽にスキャンできることに驚きました。

そういったものを掘り起こすことは文化的な価値がありますが、現状コスト的な問題でなかなか実現できません。Cintel Film Scannerの登場でそういった古いフィルム資産をまた活用できる機会が増えてくるでしょう。