「ラジオ局が本気で作るラジオ」、クラウドファンディングで資金調達を開始
2016-07-22 掲載

ニッポン放送、Cerevoとグッドスマイルカンパニーは、共同でワイドFM(FM補完放送)対応のラジオ端末「Hint(ヒント)」を開発、製品化を目指してクラウドファンディング「CAMPFIRE」にて資金調達を開始した。
ニッポン放送アナウンサーのつぶやきから始まった“ラジオ局が本気で作るラジオ”のHintは、本体の上部に無指向性スピーカーを搭載しており、部屋の中のどの位置からでもクリアな音を楽しむことができる。また、ニッポン放送技術部監修の元、人の声が心地よく聴こえる柔らかい音が出るように設計されているという。

サイズ80mmx80mmx287mm、重量950g。電源はACアダプタまたはリチウムイオン充電池
AM(中波)放送局の放送エリアにある周波数(90.1MHz~95MHz)を用いてAM番組を放送するワイドFMにも対応する。更に内蔵Bluetooth 4.2より、単独でBluetoothスピーカーとして使うことも可能。例えばスマートフォンに保存してある音楽などをワイヤレスで再生できるようになっている。スマートフォンとの連携では「BLEビーコン」を活用できる。放送局が発信した“DTMF音(電話のダイヤル音)”をHintが自動受信し、BLEビーコンを通してスマートフォンへ自動転送する。これにより、手元のスマートフォンに、ラジオ放送で流れた曲のアーティストのURLを表示することができる。

Hintに搭載されているLEDもBLEビーコンによって制御できる。ラジオから情報を受信するとLEDが点灯するようになっている
現在の開発ステージは二次試作段階だという。正式的な出荷が始まるのは2017年3月頃の予定。価格はクラウドファンディングからで税込21,500円より。
(山下香欧)
[ Category : NEWS ]
[ DATE : 2016-07-22 ]
[ TAG : ラジオ Cerevo]
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