ソニーは、高度広帯域衛星デジタル放送規格「ISDB-S3(Integrated Services Digital Broadcasting for Satellite,3rd generation)」に対応した、復調LSIおよびチューナーモジュールを商品化し、これらサンプルの出荷を9月より開始する。国内では、8月から「ISDB-S3」規格による4K/8Kの試験放送開始が予定され、2018年度中には実用放送の開始が計画されている。今回ソニーが業界に先駆けて発売する復調LSIおよびチューナーモジュールは、ISDB-S3規格に対応するテレビやセットトップボックス製品に搭載するもの。

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復調LSI CXD2857ER。サイズは7mm×7mm

復調LSI「CXD2857ER」は、ソニー独自の「伝送路推定アルゴリズム」と「誤り訂正回路」を採用しており、また高感度な受信性能で情報量の多い規格においても安定した受信が可能だという。現在国内で運用されているすべてのデジタルテレビ放送規格に対応することで、テレビやセットトップボックス等の小型化や部品点数の削減ができる。価格は税込10,000円。

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チューナーモジュールのサイズは幅40mm×奥34mm×高8.75mm。シングルチューナーと復調LSIが搭載されたチューナーモジュールは幅23mm×奥42mm×高8.1mm

チューナーモジュール「SUT-PJ/CJシリーズ」には、シングル、ダブル、トリプルチューナーのモデルと、シングルチューナーに復調LSIを搭載したモデルの4種類が揃う。チューナーには、国内3波テレビ(地上デジタル、3224MHzまでのBS/CSデジタル)対応の1チップ・シリコンチューナーIC「CXD2868ER」を採用し、ソニー独自のノイズ低減回路を内蔵することで、高周波数においても雑音の少ない安定した受信が行えるという。価格は税込5,000円から。尚、シングルチューナー、復調LSI搭載のチューナーモジュールのサンプル出荷は10月を予定している。

(山下香欧)