サムスン電子は、発売中の2016年モデルの量子ドットSHUD TVのファームウェアに「HDR+(プラス)」という精細な画質技術を追加した。

今回追加されたHDR+は、その映像の最適なHDR画質をアナライズする機能で、より豊かな色と深度あるコントラスト比でテレビ映像を適切に楽しめる。さらに、従来のSDRもHDR画質により近い表現を実現するという。たとえば、全体に暗いシーンが多く登場する映画であれば、明るさを補強し、暗闇の中に隠れているものを正確に表現し、また白い雪の積もった中にある雪だるまのように背景と被写体の区別がつきにくい明るい映像ではコントラスト比をより高めて明確に表示可能となる。

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画質をマニュアルで設定する機能も強化され、映像の輝度、コントラスト、階調表現などを微調整する設定が加わった。これらHDR+モードは、設定の“特別視聴モード”で実行可能となっている。8月第一週目には、ネット接続されている2016年モデルが自動更新している。サムスンは9月までのHDR対応UHD TVの2016年モデルを対象に自動更新を予定している。

(山下香欧)