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米Googleはオリンピック施設内の様子を遠隔で楽しめるよう、360°ストリートビューを拡張した。現在、Googleストリートビューを通してオリンピック競技選手と同じ目線で施設内の様子を楽しむことができる。

Googleは、この360°ストリートビューを構築するに当たり、実際に現地で撮影を行わなければならなかったため、トレッカーと呼ばれる15レンズ(カメラ)を持つカメラリグを積荷したバックパックを背負って実施した。同システムは、2.5秒ごとに自動で撮影できるもので、米Elphel社のパノラマ撮影システムをカスタマイズしたもの。

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同プロジェクトは2015年半ばから開始され、同社は建設が終わって入場できる施設から現場で撮影し、徐々にマッピングを行ってきた。オリンピック開催時には、37の関係全施設内のストリートビューが完成しているはずだ(リオ市内に32施設、5施設は提携サッカースタジアムになる)。

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(山下香欧)