株式会社Cerevoは、ライブ配信が可能なライブ配信専用機器「LiveShellシリーズ」の最新モデルとして「LiveShell X」を、同社直販サイトで2016年9月下旬より発売する。希望小売価格は税抜69,800円。

LiveShell Xは、最大1080/60pのフルHDライブ配信や、本体単体での録画機能、最大3サービスまでの同時ライブ配信機能を搭載。本体側面にSDXC対応のmicroSDカードスロットが搭載され、LiveShell Xのエンコードを録画機能としても利用可能。録画のみで利用する場合は、最大1080/60pの画質で録画が行えるほか、ライブ配信と録画を同時に行なうこともできる。

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1080/60pのライブ配信性能を分割し、最大3サービスまで同時にライブ配信が行える

国内外の主要なライブ配信サービスに対応しており、専用サーバーを用いた独自のライブ配信や、インターネットに接続することなくライブ配信できるローカルモードの機能を搭載。LiveShell Xがサーバーとなり、専用の配信サーバーを構築することなくローカル環境で映像を配信できるRTSPモードの利用が可能だ。H.264、H.265に対応しているほか、6時間駆動のロングバッテリーを搭載。LiveShell Xを操作する専用Webサービス「Dashboard」にてプルダウンやスライダー操作で画質や音量を設定可能。ビットレートやキューの長さなどを細かく設定でき、インターネット経由で遠隔地からライブ配信コントロールも可能。また、Dashboardのテロップ機能において、ユーザーから要望の多かった透過PNGをサポートしており、任意の形状のテキストや半透明のウォーターマークを配信映像に合成して表示可能。

また、「VLC Player」などのアプリケーションにより、ライブ配信や録画中の映像をタブレットやPCでストリーミング再生が行える。HDMIディスプレイや分配器などを使用せず、ほぼリアルタイムにライブ配信の映像を確認可能だとしている。PCを使用せずに本体とカメラ、ネットワークだけで長時間に渡るライブ配信が可能なほか、ネットワークは有線LANに加え、2.4GHzと5GHz帯の無線LANをサポートしている。同社ライブ配信機能搭載ビデオスイッチャー「LiveWedge」を組み合わせ、フルHD映像をスイッチングしつつ配信が可能となり、LiveWedgeの配信機能はHDMI4入力をタブレットでプレビュー表示するタブレットプレビュー、ライブ配信、録画のうちいずれか1つのみ利用できる。

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なお、9月14日には東京・新橋の「ツクモデジタル.ライフ館」にてLiveShell X体験イベントが開催される。同イベントでは、製品の紹介や動作デモ体験に加え、ビデオカメラやレコーダ、スイッチャーなどユーザー自身の使用機器を持参して試すことも可能。