Blackmagic Designは、同社のプロフェッショナルモニター/ビデオレコーダーBlackmagic Video Assist 4Kのメジャーアップデート、Blackmagic Video Assist 2.2を発表した。アップデート内容の詳細と無償ダウンロードは同社Webサイトより。

同アップデートにより、DNxHDおよびDNxHRファイルをMXFコンテナに保存でき、Windowsで起動するAvidシステムとの互換性が向上し、.movファイルフォーマットへの依存が排除される。収録時にDNxHD 220、145、45ビットレートから、DNxHR HQ、SQ、LBフォーマットから選択可能。また、フォルスカラーモニタリング露出ツールが追加され、特定輝度のカラーレンジをソリッドカラーのオーバーレイで表示することで、イメージ内の領域で露出の設定が行える。その他にも、Sony社製カメラHDW-790/750/730とのタイムコード互換の改善や、Sony、JVCの業務用カメラとのSDIフラグによるトリガーレック対応が含まれる。

また、フォーカスアシストオプションの追加により、表示を赤、緑、青、黒、白、または従来のフォーカスピーキング表示から選択可能となった。さらに、スクリーンの方向もマニュアル・コントロールに対応。スクリーンの自動回転を無効にすることで、ハンドヘルドのジンバルや、カメラとリグを同時に動かすその他の機器でBlackmagic Video Assist 4Kを使用可能。Blackmagic Design CEOのグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

ペティ氏:新しいBlackmagic Video Assist 4Kは大変好評で、多くのフィルムメーカーにとって必要不可欠なツールとなっています。今回の新しいアップデートは非常にエキサイティングで、収録やファイルの互換性において、ユーザーの皆様にこれまで以上のオプションを提供します。驚きの新モニタリングツールはフィルムメーカーがショットを適切に露出するのをアシストし、今までにないほどスピーディにフォーカスを合わせられるので、より確信を持った撮影が実現します!