ライブストリーミングをモバイルから配信できるアプリとして知られるペリスコープは、10月中旬にPeriscope Producer(ペリスコーププロデューサー)という、放送業務用機材などの外部デバイスとシームレスにIP接続が可能なオプションをリリースした。従来におけるモバイルデバイスのカメラからアプリを通してライブストリーミングする方法のほかに、中継車からのソースや業務用カメラ、そしてソフトウェアベースおよびハードウェアのエンコーダーといった機材を通してライブストリーミングが行える。

国内外でも報道やスポーツ報道において、無線伝送方法を用いた簡易中継システムを導入する機会が増えているが、スマートフォンのカメラで撮影したビデオストリーミングを生中継として利用する報道機関は国内では見られない。ペリスコープでは同オプションについて、速報性を必要とする情報を、ソーシャルサイトを利用して放送クオリティで提供が行えるとして、放送事業者や報道機関にアプローチしている。

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Periscope Producerのアクセス権を持てば、プロファイル設定の部分でソースの追加やストリーミングリンクを生成可能。ストリーミング生成が始まるとペリスコープ用でプレビューが行えるようになる

視聴者は従来どおり、ペリスコープアプリ上やペリスコープTV、TwitterからHDクオリティのライブ配信を楽しめる。

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すでにウォルト・ディズニー・スタジオをはじめ、ルイ・ヴィトン、CBSやSky Newsが同オプションを取り入れ、ライブ配信を行っている。現在、Periscope Producerは、iOSからの利用のみとなっており、近いうちにAndroid OS版もリリースされる予定。

(山下香欧)