アスク/ディストームブース動画

アスク/ディストームブースレポート

アスク/ディストーム社ブースでは、NewTek社製品をフルラインアップで紹介している(ブース番号7212)。メインは、この秋に開催されたIBCで米NewTek社から発表があった、IPプロダクションに特化した、ライブ映像制作・配信システムの新シリーズ「NewTek IPシリーズ」の国内初お披露目だ。

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「NewTek IPシリーズ」は、「NDI(ネットワーク・ディバイス・インターフェイス)」テクノロジーを実装し、メインシステムとなる「Video Mix Engine」、複数のVideo Mix Engineを制御する4段スイッチャ「4-Stripeコントロールパネル」、そして、SDI/IP入出力をの増設オプション「Studio Input/OutPutモジュール」という、モジュール式アーキテクチャを採用した、SDI/IPハイブリッドのライブ映像制作・配信システム。これまでのSDI機器などの設備への投資を損なうことなく、将来のビジネス成長と共に変化する映像制作環境を見越して設計されたという。

同社開発のNDIのもと、ブース内にあるNewTek社製ライブ映像制作・配信システム「TriCaster」、マルチチャンネル・リプレイ/スロー再生システム「3Play」、Skypeビデオ通話をHDフルフレームで放送可能な「TalkShow」、そしてWowza搭載のライブストリーミング配信システム「MediaDS」との連携に加え、パナソニック社ブースのIPカメラ、Too社ブースで展示されている編集システムAdobe Premiere Proといった、NDIに対応した各社ライブ制作に関連する製品との連動した実演が行われている。

NDIは、既存のイーサネット上に接続されるNDI互換のシステム、デバイス、PCなどに対して、IPワークフローを利用して高品質かつ低遅延な複数のビデオストリームの双方向伝送を可能とするオープンなテクノロジー。本展示会フロアでは、7社の展示ブースでNDI対応製品が展示されているという。

アスク/ディストーム社ブースでは、ステージデモが毎日実施されている。17日は、製品紹介のほか、スターコミュニケーションズ社、スポーツライブエンターテインメント社やサイバーエージェント社(AbemaTV)からゲストスピーカーを招いたユーザー事例を紹介する。また、17日15時から国際会議場1階「103会議室」にて、「NewTekが推進するIPワークフロー「NDI」と新しい映像ソリューションのご紹介」と題したセミナーを開催する。

最終日には、InterBEE主催の特別講演「世界初!IP伝送ライブ制作技術サミットIPライブ伝送提案の各方式と今後の展開(特別講演2)」にて、NewTek社のウィル・ウォーターズ氏(ディレクター プロダクトマーケティング&セールス イネーブルメント)が登壇し、加えてIPライブ伝送の基本からメリット、相互互換性、新サービスの可能性などを討論するパネルディスカッションに参加する(会場:国際会議場2階 国際会議室)。

(ザッカメッカ)