PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [InterBEE2016]ATOMOSブース:ついに発売となったSHOGUN INFERNOを中心に、これからの映像制作に必要な機能を搭載した製品群を展示

News

[InterBEE2016]ATOMOSブース:ついに発売となったSHOGUN INFERNOを中心に、これからの映像制作に必要な機能を搭載した製品群を展示

2016-12-02 掲載

ATOMOSブース 360°全天球動画
RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

ATOMOSは、先月出荷開始となった4K60p収録対応のSHOGUN INFERNOを中心に、ソニーやパナソニック、キヤノン、JVCケンウッド、ARRI、RED、ニコン、池上、富士フイルム、Leicaと様々なカメラメーカーのビデオカメラやデジタル一眼カメラと組み合わせて展示を行った。

その他にも、ATOMOSレコーダーで収録したメモリーパックを直接装填できるG-Technology社のストレージシステムによるワークフローや、著名クリエイターによる映像制作事例を取り上げたプレゼンテーションにより、収録からポストまでのノウハウや作業方法などを披露した。なお、恒例となっているプレゼント抽選では、会期中毎日BLADEシリーズ/FLAMEシリーズ/SHOGUN INFERNOが1台ずつ当たるイベントも開催された。

ATOMOS社長の戒能正純氏にSHOGUN INFERNOが対応している4K60pやHDRについてお話をお伺いした。

inb2016_atomos_08873 ATOMOS株式会社 社長 戒能正純氏
(※個人の役職名は取材当時の名称。2017年8月末、戒能氏はATOMOS株式会社 代表取締役社長を退任)

戒能氏:4K60pについては、ソニーのFS7やパナソニックのDVX200、UX180など、カメラ自身で収録できる物も増えつつありますが、SHOGUN INFERNOがあれば、ソニーのFS700やFS5※1でもFS RAW出力経由で4K60p収録ができるようになります。また、このInterBEEで参考出品されたJVCケンウッドのGY-LS300CHの4K60p HDMI出力対応ファームウェアアップデート※2や、来年発売が予定されているパナソニックGH5など、どんどん身近になってきていると感じています。

※1:NEX-FS700Jは、有償アップデートでRAW出力に対応、NEX-FS700RはFS RAW出力に標準で対応。PXW-FS5は、有償アップデートでRAW出力に対応 ※2:GY-LS300CHの4K60p対応アップデートは、提供時期など詳細未定
inb2016_atomos_0884 発売されたばかりのソニーPXW-FS7M2とSHOGUN INFERNOによる4K60p収録 inb2016_atomos_08880 JVCケンウッドGY-LS300CHが4K60p出力に対応(参考出品)。SHOGUN INFERNOとの組み合わせで収録に対応

戒能氏:もうひとつのトレンドというかキーワードになっているHDRですが、収録からポストプロダクションまでのワークフローをどう行なうか、正しく認識されていない方が多いのではないでしょうか。もちろん、用語の難しさもありますし、ワークフローもまだ確立されていない事もあるでしょう。収録時にオンセットでHDRでモニタリングするべきかどうか意見が別れているとも聞きます。今後HDRの視聴環境だけでなく、制作側にとってもポピュラーになるためには、PQ(ST2084)、HLG(ARIB STD-B67)の違いや、Logガンマからのグレーディング作業をどうするのか、この辺りの情報が行き渡ると普及への道筋が見えてくるのではないでしょうか。

HDR収録にATOMOS製品がどう役に立つのか紹介させて下さい。2016年の春から発売を開始したSHOGUN FLAMEより、ATOMOSはHDRモニタリング機能を「AtomHDR」と名付けて打ち出して来ましたが、これはLogガンマ収録時の階調&ダイナミックレンジモニタリング機能と言えるものです。確かにLUTも適用できますし、1500nitのHDRライブモニターになるのですが、現状では、HDR映像で撮って出し向けではありません。PQガンマへのリアルタイム変換機能はありますが、PQガンマの性格上、必ずポストプロダクションで仕上げるものですので、あくまでも収録時のカメラの露出確認用とお考え下さい。

しかし、HLGへ対応すると話も変わってくるでしょう。例えば、今回のInterBEEで池上通信機さんが、HLG対応のスタジオカメラを展示されましたが、このCCUは12G-SDI出力を持っていて、今でもSHOGUN INFERNOと繋がるんです。SHOGUN INFERNOがHLGに対応すれば、サブモニターとしてモニタリングやHLGライブバックアップなんて事もできるようになります。SHOGUN INFENOは、今後HLG対応も予定していますので、HDR収録で使える機会がもっと広がると期待してます。

HDRが言われる前から、Logガンマ撮影はポピュラーになっていましたが、カメラで収録したLogガンマ映像をHLGやPQ、従来のRec709にするのにどういった作業が必要になるのか。かなり個人のノウハウに頼る部分が大きいと思います。さらにHDRになると、カメラによってダイナミックレンジやLogガンマ収録時のノイズレベルも違いますし、ポストプロダクション向けの本格的なHDRモニターはかなり高額なため、実際に触れて作業できるのは限られた人のみです。

SHOGUN FLAMEやINFERNOが、こういった現状を変えていく助けになればと願っています。Logガンマのモニタリングだけでなく、PQ/HLGのネイティブモニタリングに対応することで、使われる幅が広がります。もちろんマスターモニターに比べると表示品質は異なりますが、輝度を中心としたHDRモニターの目安にはなると思っています。

今後、HDRの一般的な解説やワークフローについて、PRONEWSさんの解説記事や、セミナーとかで啓蒙してもらえると嬉しいですね。2016年はHDR元年と言える年かと思いますが、2017年は普及期への入り口になることを願っています。

inb2016_atomos_08876 ATOMOSのストレージパックに対応したG-Technology社のG-Technology G-DRIVEとG-DOCKストレージドッグ

[ Category : , , ]
[ DATE : 2016-12-02 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[NAB2019:ATOMOS]モニタリング、録画、最大4つのHD-SDIカメラストリームのスイッチングに対応する「Shogun 7」を展示

ATOMOSブース動画 360°全天球動画 Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ... 続きを読む

[NAB2019]ATOMOSブース(動画)

NAB2019のATOMOSブース動画です。 ... 続きを読む

[NAB2019]ナブブラリVol.06(動画)

NAB2019の会場で気になったところをぶらぶらしながらレポートするコーナー。ATOMOSブースからお届けします。 ... 続きを読む

[CP+2019]ATOMOSブース:「一歩進んだカメラの動画撮影」をテーマに最新カメラとレコーダーを組み合わせたた撮影システムを展示

毎年最新のカメラが集まるATOMOSブースでは、一歩進んだカメラの動画撮影をテーマに、ファームウェアアップデートにより12bit RAW動画HDMI出力に対応するニコンのZ 7/Z... 続きを読む

[InterBEE2018]ATOMOSブース:4K60Pに対応した5.2インチのモニター/レコーダー「NINJA V」を展示

ATOMOSブース 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザ... 続きを読む

[NAB2018:ATOMOS]小型、軽量のポータブルモニター/レコーダー「NINJA V」やProRes RAWに対応したSHOGUN INFERNO、SUMO19を展示

360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/And... 続きを読む

[CP+2018]ATOMOSブース:SUMO19M/SUMO19、NINJA INFERNOを様々なカメラと組み合わせた展示

ATOMOSはNABやInterBeeでは大きなブースを構えて各社の最新のカメラと組み合わせた出展を行っているが、CP+は写真が中心のイベントということもあり、かなり規模を縮小した... 続きを読む

[NAB2017:ATOMOS]19型の大型モニターを搭載したレコーダー「SUMO」を発表

ATOMOSブース360°全天球動画 RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザお... 続きを読む

[CP+2017]銀一ブース:Really Right Stuff製品を国内初公開!ATOMOSレコーダーも各社カメラと組み合わせて展示

銀一は国内外の各種映像機材販売およびレンタルのほか、撮影スタジオ設計・施工、撮影、DTPシステムの販売など幅広く手掛けているが、同社のオリジナル輸入商品以外を取り扱うコーナーとして... 続きを読む

特集記事

SIGGRAPH2019 SIGGRAPH2019
世界最大のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会・展示会SIGGRAPH2019をレポート。
QBEE2019 QBEE2019
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
4K・8K映像技術展Report 4K・8K映像技術展Report
東京ビッグサイト青海展示棟にて開催された4K・8K映像技術などの最新技術が一堂に出展する「通信・放送Week2019」をレポート。
DSJ2019 DSJ2019
幕張メッセで開催された国内最大のデジタルサイネージの展示会「DSJ2019」をレポート。
Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019 Digital Cinema Bülow VIII~Cine Gear 2019
米国ハリウッドのパラマウントスタジオ内で開催された映画撮影機材の専門展示会「Cine Gear Expo」をレポート。
After Beat NAB SHOW 2019 After Beat NAB SHOW 2019
東京・秋葉原のUDXにて開催されたAfter NAB Show 2019をレポート。
NAB2019 NAB2019
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会「NAB2019」をレポート。
SXSW2019 SXSW2019
テキサス州オースティンで開催されたSXSW2019をレポート。
CP+2019 CP+2019
パシフィコ横浜にて開催されたカメラと写真の総合展示会「CP+2019」をレポート。
Film Shooting Rhapsody Film Shooting Rhapsody
いまだから知っておきたいフィルムの現状や伝統的な技術などを紹介する。
CES2019 CES2019
米国ラスベガスで開催された世界最大の国際家電見本市 CES2019をレポート。
PRONEWS AWARD 2018 PRONEWS AWARD 2018
2018年は映像業界にとってどんな年だったのだろうか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。
10万円以下のジンバル選び 10万円以下のジンバル選び
一層注目が増している小型カメラジンバルをDJIやZHIYUN、FEIYU TECH、FILMPOWERの4社5機種に渡って比較紹介。
Inter BEE 2018 Inter BEE 2018
千葉幕張メッセにて開催される国際放送機器展“Inter BEE“をレポート。
InterBEE 2018の歩き方 InterBEE 2018の歩き方
今年もInterBEEの歩き方をジャンル別にピックアップし、6種類のコースを紹介。

トップ > 特集 > [InterBEE2016]ATOMOSブース:ついに発売となったSHOGUN INFERNOを中心に、これからの映像制作に必要な機能を搭載した製品群を展示