© 2016 Lions Gate TM&© Toei & SCG P.R.

米国でテレビシリーズ化されているヒーロー番組「パワーレンジャー」の劇場版の新作が、来春から米国を皮切りに世界各国で公開される。日本では7月15日に劇場公開予定。パワーレンジャーは「スーパー戦隊シリーズ」のローカライズ版で、劇場版が制作されたのは20年振り。

本作品のプロモーションも兼ね、配給会社ライオンスゲートは、Qualcomm(クアルコム)の傘下のクアルコム・テクノロジーズと提携し、来年1月に米ラスベガスで開催される巨大家電イベントCESにて、来場者にパワーレンジャーになった気分を味わえるVR体験を提供する。VR体験はクアルコム・テクノロジーズの出展ブースにて行われる(ブース番号10948、セントラルホール)。VRコンテンツ制作を担当したのはReelFX。本イベントでは、好みのパワーレンジャーのバイオメカニック“ゾード”に乗り込んで操作し、パワーレンジャーの能力を体験ができるという。

161226_zord

パワーレンジャーのFacebookより引用

クアルコムの発表文によると、同社が11月に発表したモバイル向け次世代SoCのSnapdragon 835が、本イベントのリアルタイムVRを実現するという。遠回しに説明されていたが、本イベント会場に用意される視聴デバイスは、Snapdragon 835を採用した最新のスマートフォンになると予測される。Snapdragon 835は、特にハイフレームレートのVRストリーミング、没入型オーディオおよび3Dグラフィックスのリアルタイムレンダリングを可能にするよう設計された。クアルコムとして初めてSamsungの10nm FinFETプロセスで製造している。またSnapdragonの現行モデルはGoogle Daydreamに対応するスマートフォンの3Dグラフィックス処理を担う。総合すると、会場では新型のハイスペックなスマートフォンとGoogle Daydream Viewの組み合わせが視聴デバイスの1つとして提供される可能性が高い。

劇場版はテレビ番組と違う世界観を持っている。テレビでは現在、シーズン23(18作目)の「パワーレンジャーダイノ・スーパーチャージ」が放送されている。ベースは日本側の「獣電戦隊キョウリュウジャー」

(ザッカメッカ)