Blackmagic Designの発表によると、URSA Mini 4.6Kおよび、複数の同社ライブプロダクション製品が、ロスで開催された「Anime Expo 2016」のコンベンションでのインタビューやライブパネル、マーケティングビデオの撮影に使用されたという。

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Anime Expoは、非営利団体、日本アニメーション振興会(SPJA)により行われる北米最大のアニメコンベンションで、2016年は10万人を超える参加者を集めた。1992年の開始以来、アナハイム、サンノゼ、NY、東京などがコンベンションの会場を務め、2008年以降は毎年ロサンゼルス・コンベンション・センターで開催されている。

南カリフォルニアの制作会社HALOのCEO兼制作総指揮を担うアーロン・グリーン氏が、Anime Expoのマーケティング、プロモーション、撮影をすべて担当した。グリーン氏が、2016年のエキスポのマーケティング、ライブフッテージだけでなく、インタビュー、ライブパネル、コンサートの撮影を行った。エキスポで仕事を始めて以来6年間、グリーン氏は毎回さまざまな製品を使ってきたが、2016年のワークフローの中心にURSA Mini 4.6K EF、Blackmagic Studio Camera 4K、ATEM Production Studio 4K、MultiView 16を含むBlackmagic Designの製品を使うことを決めたという。

グリーン氏:Blackmagic Designの製品のワークフローと最終出力は、他社製品と肩を並べる水準の高さです。URSA Mini 4.6Kは、あらゆる面で完璧でした。ハンドルの形状が特に気に入りました。また、開閉式ビューファインダーも素晴らしいですね。インターフェースは他のカメラより優れていますね。特に、忙しい環境で働いている時に重宝します。状況に応じて素早く設定が変えられるコントロールが気に入りました。フレームレートが特に役立ちました。

グリーン氏とそのスタッフは、三脚やステディカムにBlackmagic Studio Cameraを取り付け、フッテージをProResで撮影し、状況に応じてURSA Mini 4.6Kを使用した。フッテージは複数のテレビ局でコンベンションの期間中放送され、Anime ExpoのSNSチャンネルやアニメのストリーミングサイトであるcrunchyroll.comでも公開された。グリーン氏は1時間ごとにフッテージを取り込み、SNSや海外向けの放送用のビデオ制作のための編集を行った。

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また、ATEM Production Studio 4KおよびMultiView 16などの製品とのスムーズな統合性もグリーン氏は評価しており、これらの機器は、ライブパネルとコンサートの撮影の際にURSAおよびBlackmagic Studio Cameraと組み合わせて使用された。

グリーン氏:コンバーターボックスをすべてに使う必要がないのが良いですね。Blackmagic Designの製品は、組み合わせて使用した時に互いに相性がよく、ラップトップでスイッチャーがコントロールできたので作業が楽に行えました。Blackmagic Studio Cameraは使いやすく、ビューファインダーのおかげで撮影中にディテールを細かく確認できました。操作が簡単な点はスタッフ全員、とても気に入っていました。Blackmagic Designのすべての製品において同様で、そういった面で非常に優れていると思います。