キヤノンは、東京・渋谷の渋谷シティラウンジにカメラとファッションをテーマにした「EOS M6 CAFE」を4月20日から5月18日の期間限定でオープンした。カフェには、6人のファッショニスタがEOS M6使って撮ったプライベート写真の展示が行われていたり、EOS M6体験コーナーやボディカラーをイメージしたオリジナルメニューの食事が楽しめるようになっている。オープン前日に内覧会が行われたので、その様子を紹介しよう。

カジュアルな人たちにもキヤノンのカメラを使ってほしい

キヤノンがなぜ渋谷でカフェなのか?期間限定でEOS M6 CAFEをオープンと聞いて、驚いた人も多いと思う。キヤノンは全世界で8,000万台以上のカメラを出荷しているが、キヤノンのカメラをまだ使ったことのない層がいるとキヤノンマーケティングジャパンの相川弘文氏は今回のプレスイベントの挨拶でこのように語った。キヤノンのカメラを知らない人たちにキヤノンのカメラをを知ってほしい。そこで、ファッションの街・渋谷のカフェを使ったアピールを考えたと経緯を紹介した。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 イメージコミュニケーション企画本部 本部長 相川 弘文氏

また、EOS M6のもっとも大きな特徴といえば、デジカメらくしないクラシックなデザインの採用だ。その特徴的なデザインは、30代から40代の男性をターゲットとして昔のフィルムカメラのようなクラシカルなデザインを狙って実現をしたとキヤノンの国井智和氏が語った。EOS M6のボディカラーはシルバーとブラックの2種類でシルバーがメインカラーとなっている。

EOS M6の説明を行うキヤノン株式会社 カメラマーケティング部 国井智和氏

まるでフィルムカメラのようなデザインを採用。このデザインは「フューチャークラシックデザイン」と呼ばれるもので、シルバーとブラックの2色が用意されている

5年たっても10年経っても古さを感じさせない

プレス発表会では、ファッション業界をリードする6人のファッショニスタがEOS M6を使った感想を語るトークセッションも行われた。BEAMSメンズプレスの安武俊宏氏は、「EOS M6ならばSNSに素早く写真をアップしたいときでもWi-Fiを通じて携帯電話転送できるのが便利」と使い勝手の良さを紹介した。ノースフェイスの田中博教氏は、「EVFは撮っているというライブ感があるので必須だ」という。スタイリストの原田学氏は、「5年たっても10年経っても古さを感じさせない、長く使えるカメラ」とEOS M6のデザインを良さを語った。

6名のファッショニスタ。左から 1LDK ディレクター 三好良氏、アネアデザイン代表 横町健氏、BEAMS メンズ プレス 安武俊宏氏、MT inc.プレス 三浦由貴氏、Gノースフェイス 田中博教氏、スタイリストの原田学氏

一方、EOS M6 CAFEの店内では、6人のファッショニスタがEOS M6を使って日々の生活や仕事で撮った写真の展示も行われている。カフェの中央の上部に設置されているので、こちらもぜひ注目をしてほしい。

6名のファッショニスタがEOS M6を使ったプライベートで撮影した写真の展示も必見 カフェの中央のタッチ&トライコーナーには装飾が被写体として用意されている。こちらのプロデュースはスタイリストの原田氏が手がけたもの

キヤノン歴代モデルの展示も必見

カフェの店内には、EOS M6を体験できるタッチ&トライコーナーや、EOS M6 CAFEのオリジナルメニューとして宮崎県産の尾崎牛を使用した和牛ブラックカレーの食事が楽しめるようなっている。ブラックカレーは黒ゴマペーストとイカスミを入れてEOS M6のブラックボディーをイメージして作った一品。また、店内には、キヤノンの歴代モデルが一部展示されているコーナーも設けられている。クラシックカメラに興味のある人も、EOS M6 CAFEに足を運んみてはいかがだろうか。

目玉は「和牛ブラックカレー」。価格はウィークデイの11時から16時が税別1,000円。ウィークデイの16時から22時とウイークエンドの11時から22時が税別1,200円 カフェの中央にはタッチ&トライスペースのコーナーが設けられており、4月7日に発売をした電子ビューファインダー「EVF-DC2」をつけた状態でEOS M6を試すことができるようになっている 店頭には「歴代のクラシカルカメラ」というキヤノンのデザイン的なマイルストーンとなる機種の展示コーナーが設けられていた

右から世界初のCPU搭載のTTL AE一眼レフで世界的な大ベストセラーとなった「AE-1」、キヤノン初の35mm一眼レフカメラ「フレックス」、通産省の制定したグッドデザイン賞の第一回をカメラとして初めて受賞した「L1」を展示