Avidは、ニュース向けMediaCentralソリューションを発表した。オープンで拡張性の高いMediaCentralプラットフォームに全てが統合され、ニュース・チームは多くのチャンネルにストーリーを作成できるとしている。Avid製品ラインを単一プラットフォームでシームレスに統合する主なニュース向けMediaCentralソリューションは以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • MediaCentral | Cloud UX:デザインを一新したMediaCentral | Cloud UX(ユーザー体験)は、あらゆるオペレーティング・システムまたはモバイル・デバイス上で稼働し、プラットフォームへ接続する誰もが、どこからでも利用できる使いやすいタスク指向のグラフィカル・ユーザー・インターフェイスです。チーム・メンバーは、同じ建物内、町の中、あるいは別の大陸のどこにいても、必要な場所から簡単にコラボレーションすることができます。
  • MediaCentral | Newsroom Management:次世代制作スイートMediaCentralの一部であるMediaCentral | Newsroom Managementは、完全カスタマイズ可能なワークフロー・モジュールです。ニュース・チームのストーリー作成とランダウン管理に対応し、効率とスピードを改善して、複数の放送やデジタル送出先への速報配信に対応するワークフローを実現します。他のMediaCentralワークフロー・モジュール、アプリ、サービスおよびプラットフォーム対応ソリューションとシームレスに統合します。
  • MediaCentral | Production Management:次世代制作スイートMediaCentralの一部であるMediaCentral | Production Managementは、中規模から大規模制作チーム向けに、メディア制作ワークフローを簡素化および加速する高性能なファイルおよびワークフロー管理能力を提供します。フルカスタマイズ可能なMediaCentralワークフロー・モジュールにより、ニュース制作チームは、コンテンツ作成工程の管理、ワークフローの自動化およびコラボレーションを全てシンプルなウェブ・インターフェイスから実行できます。複数プロジェクトを並行して進めて、素早く完成することができます。
  • MediaCentral | Graphics Management:次世代制作スイートMediaCentralの一部であるMediaCentral | Graphics Managementは、ニュース制作環境全体でシームレスなワークフロー統合を提供するパワフルで使いやすいグラフィックス・アセット・管理ソリューションです。アクセス、効率性、コラボレーションを強化し、コンテンツ作成工程を大幅に加速、簡潔化します。
  • MediaCentral | Maestro News:新しいMediaCentral | Maestro Newsアプリにより、どこからでも、MediaCentral | Cloud UX内でグラフィックス制作ワークフローへフルにアクセスすることができます。ジャーナリストは、MediaCentralから直接Maestro | Newsグラフィックス・テンプレートへ直接クリップやイメージをドラッグ&ドロップして、リアルタイム放送用グラフィックスの作成を加速することができます。
  • Avid NEXIS:新しいAvid NEXIS Enterprisシステムは、100 TBのMedia Packを活用して、4.8PBのストレージ容量まで拡大します。Avid NEXIS | PROは、以前の2倍、160TBまで拡張します。Avid NEXISの大規模カスタマーが利用する使いやすさ、安全性および性能を小規模運用にも提供します。加えて、Avid NEXIS | E2は、SSDドライブに対応し、複数の高解像度メディア・ストリームをリアルタイムで処理する場合に必要な高性能を提供します。

次世代ビデオ・サーバー・ファミリーAvid FastServeは、UHD/4Kワークフローの一部として、ニュース向けMediaCentralソリューションのAvid MediaCentralプラットフォームへ統合される。UHDおよびIP I/Oをサポートする統一されたモジュール式アーキテクチャを採用し、超高速収録と送出が可能になるとしている。ニュース向けFastServeビデオ・サーバーの主な内容は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • FastServe | Ingest:ブロードキャスト・ニュース・チームは、10GbE接続を介し、HDおよびUHDコンテンツをAvid DNxHR®フォーマットで直接Avid NEXISストレージへキャプチャすることができます。これにより、MediaCentralから企業全体のアセットとMedia Composerへ素早くアクセスして、収録中に編集し、ニュース・コンテンツを放映するまでの時間を短縮することができます。
  • FastServe | Live Edit:ニュース放送局に入る映像に対応し、超高速制作を実現するターンキー・ソリューションを提供します。収録、編集、送出を同じ3U筐体に組込んだFastServe | Live Editは、ライブ環境向けの最強の高速制作ツールです。
  • FastServe | Playout:ビデオ・クリップ、イメージ、モーション・グラフィックスに対応するFastServe | Playoutは、単一のユーザー・インターフェイスから操作するファイルベースの再生サーバーです。MediaCentralと緊密に統合するFastServe | Playoutでは、MediaCentralでインデックスを作成したコンテンツの検索、ビデオ・サーバーへドラッグ&ドロップする等、幅広い制作ニーズに対応します。FastServe | Playoutは、MediaCentralベースのニュース・ワークフローとも深く統合し、電光石火の制作を実現します。また、コンテンツをローカル・ストレージにコピーする必要なく、Avid NEXISから直接メディアを再生することができます。