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Cintel Film Scanner/DaVinci Resolve事例:Cypress Gardensのアーカイブ映像の場合

2017-10-17 掲載

Blackmagic Designの発表によると、Cypress Gardens Treasureのポール・ゲリッシュ氏が1930~1980年代の16mm/35mmフィルム約6,000本を、Cintel Film ScannerおよびDaVinci Resolve Studioを使用してスキャンしたという。

フィルムや写真の提供元のCypress Gardensは、フロリダ州最大級の植物園&テーマパークで2009年の閉園を迎えるまで“Water Ski Capital of the World(世界の水上スキーの中心)”として知られていた。Cypress Gardensの歴史を保存して人々に伝えるという使命のもと、ゲリッシュ氏はフィルムを安全かつ低コストで保護できる方法を模索した。

ゲリッシュ氏:これらのアーカイブ素材にどれだけの価値があるか定かではなかったので、費用の面で大きな不安を抱えていました。過去にはフィルムをスキャンするという選択肢は考えられませんでした。費用はCintel Film Scannerの価格を大きく上回ってしまうと思います。

すでに300本近くスキャンしましたが、一切問題ありません。最大の心配だった収縮の問題もありません。ニトロセルロースの35mmもひとつ見つかり、Cintel Film Scannerでスキャンしました。1940年代のものでしたが、昨日撮影したかのようにクリアです。

ゲリッシュ氏:通常はフィルムを24fpsでスキャンしますが、フィルムの状態があまり良くない場合は12fps前後で行います。フィルムの末尾を先にロードしてしまう場合もありますが、古いリールをわざわざ巻き戻す必要はありません。Cintel Film Scannerはそのままスキャンできます。DaVinci Resolve Studioには優れた機能があり、スキャン後に速度を「反転」に変更できます。これでフィルムは自動的に調整できます。逆さのフィルムにも同じ機能が使用できます。カラーセクションのボタンをひとつ押すだけで自動調整できるので、最初のスキャンは逆方向でも逆さまでも問題ありません。

スキャンが完了すると、タイムラインに移動してカラー調整を行う。

ゲリッシュ氏:ここでフィルムの向きを修正できます。さらに最も重要な作業として、ワイドスクリーンでギャップが生じないようにフィルムのサイズを変更できます。DaVinci Resolve Studioでカラーを調整して、デリバーページに切り替えます。編集はあまり行いません。そのままの映像を保存したいからです。Cintel Film Scannerを頻繁に回し、ローラーのクリーニングはレンダリング中に行っています。

このプロジェクトの終了時には約4,000本のムービーが手元に残る予定だという。

ゲリッシュ氏:これらのフィルムの多くは50年以上も誰も見ていないものです。世界にひとつしかない映像です。フィルムの中にはバラエティ番組「エド・サリヴァン・ショー」もありました。Cypress Gardensの水上スキーをテーマとしたエピソードです。番組のために撮影した生のフッテージが50本以上ありましたね。

他にもジョニー・カーソンが1968年に来園した際のフィルムが12本、ヨルダン国王の3度にわたる来園時のフィルム、さらには1957年のエドワード8世、ウォリス・シンプソンの来園時の映像もあります。すべて最高の映像です。Cintel Film Scannerがなければ保存できません。

ゲリッシュ氏にとって重要なのは、著名人が登場する映像だけではないという。

ゲリッシュ氏:映像に映っている家族を見たいと、すでに何人かから連絡を受けています。一人の女性は、ご主人が写っているフィルムを探したいと園に40年間も頼んでいたそうです。私はそのフィルムを見つけ、スキャンし、変換と書き出しを行なって、翌日に彼女に手渡すことができました。

ゲリッシュ氏によると、現在Cypress Gardensのドキュメンタリーを作成する話も持ち上がっているという。制作過程でフッテージを容易に確認、管理が行えるという観点においても、映像のデジタル化が持つ意味は計り知れないという。ゲリッシュ氏はこれらの映像からDVDを作成し、YouTubeにもアップロードしていく。


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[ DATE : 2017-10-17 ]
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