Blackmagic Designは、USB給電に対応した小型コンバーターを発表した。電源コードなしのパッケージが登場したことで、ユーザーは手持ちの電源コードを使用可能。希望小売価格は、Micro Converter HDMI to SDIがUS$39(国内:税別4,980円)で、Micro Converter SDI to HDMIはUS$45(国内:税別5,980円)。

また、コンバーター本体とAC電源を同梱した既存のモデルの値下げも発表。電源コードを同梱しているMicro Converter HDMI to SDI wPSUはUS$55(国内:税別6,980円)で、Micro Converter SDI to HDMI wPSUはUS$59(国内:税別6,980円)となった。

Micro Converter SDI to HDMIは、カメラ、デッキ、スイッチャー、ルーターなどからの信号をHDMIに変換し、大画面テレビやプロジェクターを使ってモニタリングが行える。Micro Converter HDMI to SDIモデルを使えば、ラップトップコンピューター、ゲーム機、民生用ビデオカメラなどのHDMI機器をプロ仕様の放送用機器に接続できる。

どちらのモデルもUSB給電に対応。スマートフォンで採用されているのと同じマイクロUSB接続を搭載しており、ラップトップコンピューター、大画面テレビ、スマートフォンの充電器など、USBポートを搭載したデバイスから給電可能。またオプションの110~240V AC電源は別途購入可能なほか、4つのACソケットアダプターが付いている。

Micro Converterは、フルサイズのHDMIおよび3G-SDIインターフェースを搭載しており、1080p60までのSD、HDに対応。メタル製ボディに最高品質の放送用テクノロジーを搭載。フルサイズのコンバーターと同等の放送局品質10-bitビデオ処理を実現。さらに、3G-SDI入力でSDIリクロッキングに対応しており、SDIビデオ入力を再生成するので、信号が処理される前にSDIジッターを削減し、SDIアイパターンを改善する。Blackmagic DesignのCEO グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

ペティ氏:Micro ConverterはテレビやコンピューターのUSBポートから給電できるので、電源コードは必要ないという声が多くのユーザーの皆様から寄せられていました。つまり、電源の同梱が無駄と追加コストの原因となっていたのです。Blackmagic Micro Converterは非常にエキサイティングな製品です。低価格な上、どこへでも持ち運べる超小型ボディで10-bitの放送品質のビデオ処理を実現できます!一層お求め安い価格となったことで、ニューススタジオやライブイベントで使用したり、セットの中に隠して使用したり、あるいはデジタル看板、企業やホテルのオーディオビジュアル設定など、あらゆる場所で使用できます!

Blackmagic Micro Converterの3G、6G、12G-SDIモデルは、2160p60までのフレームレートでSD、HD、Ultra HDに対応し、Blackmagic Mini ConverterおよびTeranex Miniコンバーターは、バランスアナログ、AES/EBUオーディオ、リファレンス入力、アナログビデオ、光ファイバーなどのインターフェースをサポートしている。