フォトロンブース 360°全天球動画

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フォトロンブースレポート

フォトロンブースでは、バーチャル環境編集システム「Media Composer|VMオプション」の展示を行っていた。VMオプション自体の価格はまだ発表されていないぐらい速報性の高い展示で、アビッド代理店の中ではフォトロンしか展示していないという点でも見逃せない展示となっていた。

フォトロンのブースではIBC2017で発表されたアビッドの新製品を展示

VMオプションはローカルクライアントにMedia Composerをインストールせずに、インターネット接続を介してプロジェクトへのアクセス/編集が可能になる機能。ブースでは、フォトロン神保町オフィスに設置しているサーバに幕張メッセからアクセスをし、素材は神保町のサーバのものを使ってMedia Composerで編集をするデモを行っていた。VMオプションはオンプレミスのクラウドだという。

バーチャル環境編集システムと聞くとレスポンスがきになるところだが、「一世代ぐらい前のコンピュータぐらいのレスポンス」とのこと。遠隔地のコンピュータにアクセスするとなると、セキュリティに不安を感じう人がいるかもしれないが、遠隔地のデスクトップにあるファイルはローカルにコピーできない仕組みでセキュリティは担保されているという。

Media Composer|VMオプションはフォトロン神保町オフィスに接続してデモが行われていた

デモをみてみると、クラウド経由でMedia Composerを操作していることを感じさせないようなレスポンスの良さを実現していた。リモートアクセスソフトというと「TeamViewer」がお馴染みだが、音が遅延するなどの問題がある。VMオプションでは「PC over IP」というディスプレイプロトコルを使うことによって音もリアルタイムに実現しているという。

クライアントはWindows 7搭載のPCだが、画面の中ではWindows 10搭載のPC上でMedia Composerが動作している

アビッドには、Avid Interplay Sphere、InterplayCloudというものがラインナップされていたがストリーミングをして再生をしていたので、ビデオデータを再生させるための帯域が必要だった。VMオプションは画面と音だけを転送するもので、帯域とパソコンのスペックはあまり必要ないという。また、AvidをサポートしていないハードウェアからVMにアクセスが可能なのも特徴でiPadにも対応しているとのことだ。

フォトロンブースでは4Kリアルタイムストレージ「Avid NEXIS|E4」などの展示も行っていた