PRONEWS

  • imgABOUT
  • imgTWI
  • imgFB
  • imgYTU

トップ > 特集 > [InterBEE2017]AJAブース:IP経由の業務用ビデオ&オーディオIOデバイス「Io IP」を発表。ファームウェアをアップデートした「Ki Pro U…

News

[InterBEE2017]AJAブース:IP経由の業務用ビデオ&オーディオIOデバイス「Io IP」を発表。ファームウェアをアップデートした「Ki Pro Ultra Plus」や「Io 4K Plus」なども展示

2017-11-30 掲載

AJAブース 360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

InterBEEで発表した「Io IP」や、IBCで発表した「Io 4K Plus」「Ki Pro Ultra Plus」などを展示

AJAは、InterBEEの会期に合わせて放送向けIPワークフロー対応のキャプチャー&出力デバイス「Io IP」を発表。ブースではさっそく実機が展示されていた。AJAはすでにIPベースワークフロー向けI/O拡張カードの「KONA IP」をリリースしているが、KONA IPのデバイス版と考えていいだろう。Thunderbolt 3を利用して、HD/SDビデオやオーディオをIPネットワークからインジェストしたり、IPネットワークへ出力することができる。発売は2018年2月で、税別318,000円。

IBCで発表したThunderbolt 3対応のキャプチャと出力に対応したデバイス「Io 4K Plus」も展示の目玉だ。12G-SDIやHDMI 2.0、I/O接続性能も備えており、オーディオ機能と最大50p/60pの4K/UltraHDフレームレートにも対応している。

AJAからダウンロードできるMac/PC向けドライバとアプリケーションプラグインを利用することで、Adobe Premiere ProやApple FCP X、Avid MediaComposerなどの制作ツールと統合させることもできる。

IBCで発表したファームウェアV2.0で動作する「Ki Pro Ultra Plus」の実機が展示されていた。今回のアップデートでHLGやHDR 10プレイバックなどのHDRフォーマットに対応。また、最大2K60pまでのProRes 4444 XQの収録や再生にも対応する。

今年のNABで発表したフレームシンクロナイザー兼コンバーターの「FS-HDR」も展示されていた。HDRやWide Color Gamut処理に対応し、リアルタイムで4K/UHDや2K/HDへ変換が可能。アカデミー賞やエミー賞の受賞歴のある開発会社「Colorfront」のHDR技術を搭載しているのも大きな特徴だ。

注目はHDR。コンバーター/フレームシンクロナイザーやレコーダー、IOボックスなどが続々と対応中

コンバーターからレコーダー、IOデバイスなど、放送とポストプロダクションに欠かせない機器をリリースするAJA。最新トレンドをいち早く反映させ、HDRやIP関連に対応した新製品のリリースが続いている。AJAは、次世代ワークフローを実現するうえでも欠かせないブランドと言えるだろう。AJAは今後、どのような製品開発を考えているのか?InterBEEの会期に合わせて来日したAJA社ニック・ラッシュビー社長に話を伺った。

――今年のAJAブースの見どころはズバリなんでしょうか?

InterBEEに合わせてThunderbolt 3対応に対応した「Io IP」を発表しました。放送向けIPパイプラインに対応するモバイルI/O製品です。さらに、パートナーの1つでもあるAvidでもAJAと共同開発を行った「Avid Artist | DNxIV」や「Avid Artist | DNxIP」をリリースしました。また、AJAブースでは、HDR対応の製品を多数展示しております。多くのお客様に興味をもっていただいて、予想以上の反響に驚いています。

――以前より、AJAは世界初のProResカメラ収録デバイスのKi Proなど、アップルの技術を使ったメーカーとしても有名です。アップルとは何か特別な関係があるのでしょうか?

ラッシュビー氏:アップルはパートナー企業です。次のテクノロジーに向かっていろいろな開発に取り組んでいます。特にアップルは独自にThunderbolt 3を広める活動もおこっています。アムステルダムで開催されたIBC 2017で、我々はThunderbolt 3を採用したIo 4K Plusを発表しました。Io IPもThunderbolt 3に対応しています。

――AJAの特徴はアップルやAdobe、Avidだけでなく、オートデスクやクオンテルなど様々な企業がAJAと協業しています。なぜこれほど幅広いパートナー企業とコラボレーションが可能なのでしょうか?

ラッシュビー氏:自社製品のことももちろんですが、パートナー企業向けにその製品に合わせて、開発や協力、提携をしています。パートナー企業のサポート体制も整っています。その結果、多くの協業という形で実を結んでいるのかと思います。

――IOデバイスの製品に関しては多くの他社競合している部分もあります。AJAの製品は高い安定度で定評がありますが、他社とAJA製品を比較したときの強みを教えてください。

ラッシュビー氏:よりお客様の要望に合わせた製品作りをしています。例えば、HDR対応、IPビデオ対応などで、独自性のある製品をご提供しています。

――InterBEE2017でのAJAブースのトピックもHDRだと思いますが、そのHDRソリューションの独自性や特徴は何でしょうか?

ラッシュビー氏:業界でも定評のあるColorfrontテクノロジーでHDRを完全再現している部分が大きなアドバンテージではないでしょうか。またリアルタイムでHDRモニタリングが可能な部分も現場では非常に重宝されると思います。この部分に関しては他社が追従できないワークフローがすでに用意されています。

また、そこで培ったHDRの技術をほかのレンジの製品にどんどんと取り込んでいます。たとえば、デスクトップのIo 4K PlusでHDR 10やHLGに対応し、Ki Pro Ultra Plusにもその機能を搭載しています。新しい技術を搭載した新製品をリリースしたら、他の製品にも取り入れるところがAJAのユニークなところではないかと思います。

パートナー向けですが、KONA 4、Io 4K、Io 4K Plusに対応したHDR 10+のサポートを公開しています。「Hi5-4K-Plus」ではHDMI v2.0a/CTA-861.3に合致したHDRメタデータの生成をサポートします。

――InterBEE2017のAJAブースにプロダクションカメラの「CION」は展示されていません。なぜ展示をしていないのでしょうか?

ラッシュビー氏:ラインナップはしていますが、今年はCIONにはフォーカスしていません。ほかの製品をプッシュしていきたいので今回は展示を見送りました。もちろんCIONは販売中の製品ですので、購入いただけます。今後、CIONのようなプロダクションカメラの開発は考えていませんが、別のアプローチのカメラの新製品はあるかもしれません。

――8K、HDRやIPベースなどの新しい技術へのニーズが高まっています。今後、AJAはどこにフォーカスして行こうと考えていますか?

ラッシュビー氏:基本的に現在注力しているラインナップやレンジから大きく離れることはありません。HDRや4K以上の解像度、IPなどさらに力を入れていく予定です。

8Kの場合、例えば開発者向けの組込用製品マルチチャンネルI/Oを提供する「Corvid 88」があります。それを2枚使うことにより8Kに対応可能です。すでにそのような製品展示をしているパートナーさんもたくさんいます。つまりAJAはすでに8K対応していると言っても過言ではありません。現在のラインアップでは8K対応した製品はまだありませんが、他社と協業で8Kのソリューションをすでに実現しているのです。


[ Category : , , ]
[ DATE : 2017-11-30 ]
[ TAG : ]

この記事に関連する記事一覧

[InterBEE2017]ブラックマジックデザイン:グラントCEOはかく語りき〜Creative Firstの思い

InterBEE2017、今年も過去最大コマ数を誇り、絶好調なBlackmagic Design社グラント・ペティCEOが来日しているということで、夏のインタビューに続いて再度イン... 続きを読む

[InterBEE2017 360°VOYAGE]360°全天球動画でInterBEE会場をご紹介!

厳選360°全天球動画ブースレポート InterBEE2017の会場内で360°全天球動画をお届け!InterBEE2017に参加できなかった方も、会場の雰囲気を少しでも感じてい... 続きを読む

[InterBEE2017]EIZOブース:液晶としては驚きのHDR色再現。4K/HDR対応のリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG3145」を展示

EIZOブース 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザおよ... 続きを読む

[InterBEE2017]カールツァイスブース:レンズデータの出力に対応した「CP.3 XD」や軽量小型ズームレンズ「Lightweight Zoom LWZ.3 21-100mm」を展示

カールツァイスブース 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウ... 続きを読む

[InterBEE2017]ヒビノ/ヒビノインターサウンドブース:ChromaVision用HDR対応LEDコントローラーやGEFEN社のIP対応ルーティングスイッチャーなど、多岐にわたる製品を展示

ヒビノはホール1にヒビノインターサウンドプロオーディオ部門とヒビノプロオーディオセールスDiv.のブースを、ホール2にはヒビノライティング映像制作/放送関連機材部門およびヒビノアー... 続きを読む

[InterBEE2017]ATENジャパンブース:4K対応のIP KVMエクステンダーやタブレットで簡単に制御できるマトリックススイッチャーを展示

ATENジャパンブース 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラ... 続きを読む

[InterBEE2017]Avidブース、「DNxIQ」「DNxIV」の展示や「Media Composer | Cloud VM」を参考出展

Avidブース 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザおよ... 続きを読む

[InterBEE2017]シュア・ジャパンブース:AXT DigitalワイヤレスシステムやADシリーズなど、一新されたワイヤレスマイク製品を展示

Shureは6月に発売になったAXT Digitalワイヤレスシステムのほか、10月発売のADシリーズ送信機や、2018年中旬発売予定のADXシリーズ送信機など、一新されたワイヤレ... 続きを読む

[InterBEE2017]タスカム/ティアックブース:レコーダーやマイクなどの放送機器、設備機器を展示

タスカム/ティアックブース 360°全天球動画 RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google Chromeブラウザ... 続きを読む

特集記事

Inter BEE 2017 Inter BEE 2017
千葉幕張メッセにて開催されるInterBEE2017をレポート。
InterBEE2017の歩き方 InterBEE2017の歩き方
目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる最強の「Inter BEE 2017の歩き方」を紹介。
inside DaVinci 14 inside DaVinci 14
4月に行われたNAB2017にて発表となったDaVinci Resolve 14を紹介。
SIGGRAPH2016 How to Media Composer | First
誰でも無料で使えるAvid Media Composer | Firstのセットアップ方法や、使い勝手を解説していく。
QBEE2016 BIRTV 2017
中国・北京で開催されたアジア地区ではInterBEEと並ぶ大規模な放送機器展 BIRTVをレポート。
SIGGRAPH2017 SIGGRAPH2017
世界最大のCGとインタラクティブ技術の学会・展示会SIGGRAPH2017をレポート。
THE ROAD TO VR THE ROAD TO VR
幅広いジャンルで活用されているVRが、いかに普及、どのように進化していくのかを考える。
Digital Cinema Bülow VI~CineGear 2017 Digital Cinema Bülow VI~CineGear 2017
米国ハリウッドで開催された映画撮影機材の専門展示会 Cine Gear Expoをレポート。
QBEE2017 QBEE2017
九州放送機器展(QBEE)をいつもの会場練り歩き方式でレポート。
After Beat NAB SHOW 2017 After Beat NAB SHOW 2017
東京秋葉原のUDXにおいて開催されたAfterNABshowで今年のNABの総括を考える。
NAB2017 NAB2017
米国ネバダ州ラスベガスにて開催される世界最大の放送機器展覧会 2017 NAB Showをレポート。
SXSW2017 SXSW2017
米国テキサス州オースティンで開催された、SXSWをレポート。
CP+2017 CP+2017
カメラと写真の総合展示会、CP+2017をレポート。
CES2017 CES2017
世界最大の国際家電見本市、2017 International CESをレポート。
PRONEWS AWARD 2016 PRONEWS AWARD 2016
2016年は映像業界にとってどのような年だったのか。PRONEWS AWARDで部門ごとに振り返る。

トップ > 特集 > [InterBEE2017]AJAブース:IP経由の業務用ビデオ&オーディオIOデバイス「Io IP」を発表。ファームウェアをアップデートした「Ki Pro Ultra Plus」や「Io 4K Plus」なども展示