株式会社エーディテクノは、3G-SDI入出力対応のフルHD液晶パネル搭載業務用マルチメディアディスプレイ「SL2380S(23.8型)」、「SL2700S(27型)」、「SL3150S(31.5型)」の3機種を2018年2月中旬より発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格はSL2380Sが税別110,000円前後、SL2700Sが税別120,000円前後、SL3150Sが税別160,000円前後。

同製品は解像度1920×1080、広視野角水平178°/垂直178°及びコントラスト3000:1のLED液晶パネルを採用。SDI・HDMI・DVI-D・VGA・Sビデオ・コンポジットビデオ(BNC)入力の各端子を搭載し、様々なソース機器との接続に対応。またSDI入力端子から入力された映像信号をそのままパススルー出力できるSDI出力端子も搭載しており、同モニターに入力されたSDI信号を他の映像録画機器や液晶モニターなどに接続することが可能。

SDI信号はSMPTE 424M/SMPTE 292M/SMPTE 259M入力に対応。HDMI・DVI-D接続では最大1080p60まで、VGA接続では最大1920×1080までの映像信号入力に対応。また、Blu-ray等のコンテンツ不正コピーを防止する著作権保護技術が使用されたコンテンツを表示するHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)にも対応する。

2つの異なった(デジタル/アナログ)映像信号の同時表示に対応し、小窓で映像表示するPinP機能と、画面を左右に分割して表示するPbyP機能を搭載。監視カメラとパソコン画面を同時に表示させてモニタリングすることも可能だとしている。付属のリモコンと本体モニターに「受信リモコンモード機能」を搭載しており、リモモコンとモニター各々に割り振ったID番号(0~99で任意設定)が一致しないと操作できないようになり、同製品を2台以上並べた時かつ特定の個体のみを操作したい場合にはリモコンで誤操作しないように設定することが可能。リモコン操作の他に、本体背面部に搭載されたメニューボタンにより各種設定が行える。

全モデルの筐体に堅牢なメタルハウジングを採用。長時間使用に耐えられるタフネス設計になっており24時間連続稼働が可能だという。同製品は自立スタンドとキャリングハンドルを搭載。また、SL3150SにはACアダプタを収納可能なACアダプタホルダーが付属。本体背面にはVESA規格FPMPMI 100mmx100mm(SL3150Sのみ200mm×200mmにも対応)の壁掛け用ネジ穴とスタンド背面にも壁掛け用フック穴を搭載しており、壁掛けでの設置も可能だ。