AJA Video Systems社は、同社のコンバーター&フレームシンクロナイザー「FS-HDR」のソフトウェアv2.0を提供開始した。FS-HDRv2.0ソフトウェアは、同社Webサイトにてダウンロード可能。

FS-HDRはHDR変換と、4K/HDのアップ、ダウン、クロスコンバージョンをリアルタイムに行う。FS-HDR v2.0ソフトウェアでは、FS-HDRで変換した後の最終的な画を微調整するために直観的で新しいパラメータ制御が行えるようになった。また、Sony S-Log3、S-Gamut3 Cine、S-Log3 BT.2020のカメラフォーマットにも新たに対応している。

さらに、17種類の新しい制御機能を搭載。色補正に関する12種類(赤、緑、青とマスターのリフト、ガンマ、ゲイン)の制御機能、彩度の制御が1種類、入力フォーマット(Logの見た目とSDRのソフトネス)に関する制御機能2種類、出力信号と環境光補正をHDRに適応化させる制御機能2種類が搭載されている。どの項目もFS-HDRのフロントパネル、あらゆるWebブラウザのウェブGUI、またはRESTインターフェイスを介して制御可能。設定はプリセットに保存でき、後日呼び出すことも、他のFS-HDRのユニットにコピーすることも可能だ。

AJA Video Systems社、社長のNick Rashby氏は、以下のようにコメントしている。

Nick Rashby氏:HDRとWCGは今年も多くの放送局、プロダクション、ポストプロダクション、A/V業界から注目を集めています。FS-HDRをお使いいただいているお客様と協力し合い新機能を開発しました。どの機能もお客様が望んでいる画作りに簡単に達成できるようになっています。これからも、お客様が望んでいるツールの開発に対応していきます。