Blackmagic Designの発表によると、45th & Deanが多数のBlackmagic Design製品をブルックリンの制作施設にインストールしたという。URSA Studio Viewfinderを取り付けた数台のURSA Mini 4.6Kデジタルフィルムカメラ、Micro Studio Camera 4K、Video AssistおよびVideo Assist 4Kモニター/レコーダー、ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kライブプロダクションスイッチャー、ATEM 2 M/E Broadcast Panelなどが含まれる。

同制作施設は、A&Eネットワークス所有・運営のウェブサイトやリニアチャンネルなどの様々なプラットフォーム用のオリジナルコンテンツをBlackmagic Design製品を使用して制作する拠点となっている。最近ではSnapchatのオリジナル番組「Second Chance」を制作。同作品は、カップルが二人の問題を徹底的に話し合う様子を映したもので、45th & Deanにより制作され2月14日に初公開された。

6台のURSA Mini 4.6Kと2台のMicro Studio Camera 4Kは、スタジオおよびロケ先で上質なルックのコンテンツを今まで以上に効率的にキャプチャしているという。URSA Mini 4.6Kのスーパー35mmセンサーと15ストップのダイナミックレンジで、コンテンツはシネマライクなルックに仕上がっている。さらに、URSA Mini 4.6KおよびMicro Studio Camera 4Kはコンパクトで軽量なため、屋外でのインタービューの撮影に非常に重宝されているという。

4台のURSA Studio ViewfinderがURSA Mini 4.6Kに取り付けられ、ライブプロダクションに使用されている。ビューファインダーには、7インチの高輝度スクリーン、タリーライト、コントロールノブ、グラブハンドルなどが搭載されているため、カメラの操作が楽に行えるという。2台のURSA Viewfinderが野外や手持ちでの撮影に使用されている。

45th & Deanの制作施設の構築はチームとしての協力無くしてならないものだった。製品選定は、A&Eネットワークスの既存のインフラとの拡張性と互換性の両方を考慮して行われた。既存の製品とワークフローへのURSA Mini 4.6KおよびMicro Studio Camera 4Kの取り込みやすさが、Blackmagic Designを取り入れる大きな要因になったとしている。また、URSA Mini 4.6Kではレンズ交換が可能である点が非常に便利だという。

カメラに加えて、4台のVideo Assistおよび4台のVideo Assist 4Kが導入され、モニタリング、ショットのフォーカスおよびフレーミング、収録に使用されている。制作施設にはコントロールルームはないが、その代わりにVideo AssistおよびVideo Assist 4Kを使用してポストプロダクションのデータ転送が行われている。

スタジオでのマルチカム撮影用にATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kがインストールされ、双方向型コンテンツのカメラ、解像度、デリバリーに使用される。ATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kと共にATEM 2 M/E Broadcast Panelが採用され、マルチレイヤーのライブプロダクションに対応可能なコントロールも得られることになった。