パナソニック株式会社は、同社のシネマカメラVARICAMシリーズ用のHDカラービューファインダー「AU-VCVF2GJ」(対応機種:VARICAM PURE/35/HS)、「AU-VCVF20GJ」(対応機種:VARICAM LT)を2018年4月下旬より発売する。希望小売価格はともに税別800,000円。

AU-VCVF2GJ/VCVF20GJは、現行のVARICAMビューファインダーAU-VCVF1G/VCVF10Gの後継機種であり、新開発の1080p OLED(有機EL)パネルを搭載することにより、さらに高精細(1920×1080)な表示を可能にしている。また、同社独自の光学設計を継承しており、大口径38mm接眼レンズによりケラレを最小限に抑えた快適な視界が得られ、広画角0.78倍のファインダー倍率により映像を大きく確認可能。同社独自のファインダー内光学ズームレンズが快適な視野とフォーカシング環境を実現するとしている。

また、フォーカスアシスト機能としては、2倍、3倍、4倍の拡大表示が可能なことに加え、フォーカスが合っている映像の輪郭部分を赤、緑、または白色で表現するピーキングカラー表示が可能。さらに、同社が新たに提案するフォーカススクエア機能(領域ごとにフォーカスが合っている度合いを四角形の大きさで表示)など、様々なフォーカスアシスト機能を搭載している。汎用のSDIインターフェースを持つAU-VCVF20GJは他社製カメラにも接続可能で、その場合でも撮影をアシストするモノクロ表示(B/W)、表示反転(SCAN)、画像サイズ調整(PIC.SIZE)、波形モニタ表示(WFM)、拡大表示(Expand)を備えている。

なお、AU-VCVF2GJおよびAU-VCVF20GJは、2018年4月9日から12日(米国時間)に米国ラスベガスで開催されるNAB2018の同社ブース(セントラルホール/C3607)にて展示される。