日本サムスン株式会社の販売特約店であるITGマーケティング株式会社は、Samsung V-NANDを搭載し、NVMe(Non-Volatile Memory Express)プロトコルにより高速応答性能を実現したM.2フォームファクタSSD(Solid State Drive)の「Samsung SSD 970 PRO(以下:970 PRO)」および「Samsung SSD 970 EVO(以下:970 EVO)」を、2018年5月上旬より発売開始する。希望小売価格は全てオープン、市場想定価格は以下の通り。

  • 970 PRO 512GB:税別45,000円
  • 970 PRO 1TB:税別86,000円
  • 970 EVO 250GB:税別19,000円
  • 970 EVO 500GB:税別32,000円
  • 970 EVO 1TB:税別62,000円
  • 970 EVO 2TB:税別113,000円

970 PROおよび970 EVOは、5コアの新コントローラ「Phoenix」を採用し、SATAインターフェースよりも広帯域で低レイテンシのPCIe Gen3.0 x4レーンをサポートするNVMeネイティブのSSD。970 PROは、最大3,500/2,700MB/sのシーケンシャル読み出し/書き込み速度と、最大500,000 IOPSのランダム読み出し/書き込み速度を実現。970 EVOは、最大2TBの容量を片面実装で実現しつつ、最大3,500/2,500MB/sのシーケンシャル読み出し/書き込み速度と、最大500,000/480,000 IOPSのランダム読み出し/書き込み速度を実現。また、前モデル「960 EVO」と同様にインテリジェントターボライト(Intelligent TurboWrite)テクノロジーが採用されており、最大78GBのバッファサイズを使用して高速な書き込みが可能だとしている。

TBW(総書き込みバイト量)は、最大1,200TBを実現(前モデルの同一グレード、同一容量対比で+50%強化)し、5年間の限定保証が付いている。コントローラはニッケルコーティングで覆われており、基盤裏面のラベルに施された銅箔層を含むヒートスプレッダと合わせて優れた放熱が可能だという。

※970 PRO 1TBモデル、970 EVO 2TBモデルの場合

また、ダイナミックサーマルガードがドライブの動作温度を自動で監視し、最適な温度を維持してパフォーマンスの低下を最小限に抑える。その他にも、専用の管理ソフトウェア「Samsung Magician ソフトウェア(日本語対応)」により、ファームウェア更新、パフォーマンスベンチマークなどのSSD管理が行える。