株式会社ズームは、20チャンネルのデジタルミキサーに、マルチトラックレコーダー、USBオーディオ・インターフェース機能を統合した「LiveTrak L-20」を2018年8月上旬に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税込118,000円前後。

LiveTrak L-20は、小~中規模のライブPAにも使える20チャンネルのミキサーに、演奏者ごとの好みのミックスを作ってヘッドフォンまたはスピーカーに出力可能な6系統のモニターアウト、各トラックの音を個別に記録できるレコーダー機能を内蔵し、22イン/4アウトのUSBオーディオ・インターフェース機能を統合。ライブ演奏のミックス、モニター、レコーディングを1台で行うことができる。

EIN -128dBuの低ノイズフロア/+60dBの最大入力ゲインを実現したマイクプリアンプを16基搭載し、各チャンネルに3バンドEQ、ローカット、フェイズ、2系統のセンドエフェクトを内蔵。モノラルチャンネルには1ノブタイプのコンプレッサー機能も装備。また、最大9つのミキサー設定を保存するシーンメモリ機能も搭載している。

レコーダー機能では、最高24ビット/96kHzのWAVフォーマットで全20トラック+マスターミックス(L/R)の同時録音が可能。フェーダー通過前の信号を録音するため、ミキシング操作の影響を受けずに各トラックの音をSDカードに記録可能。最高24ビット/48kHz対応のUSBオーディオ・インターフェース機能では、本体内蔵のSDカードに録音しながら、同時に最大22イン/4アウトのマルチトラック・オーディオをPC/Mac/iOSデバイスに送ることができる。また、別売Bluetoothアダプタ(BTA-1)を装着することで、無償の専用アプリ「L-20 Control」でiPadから、ほぼすべてのミキサー操作をワイヤレスで行うことが可能。主な仕様は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 20チャンネル(モノラル×16/ステレオ×2)のデジタルミキサー
  • 個別のミックスバランスで、ヘッドフォンまたはスピーカーに出力できる6系統のモニターアウト
  • マスターおよび6系統のモニターを切り替えられる、オペレーター用ヘッドフォン出力
  • 最高24ビット/96kHzの音質で、全20トラック+マスターミックスをSDカードに記録
  • オーバーダビング、パンチイン/アウト録音が可能
  • 22イン/4アウトのUSBオーディオ・インターフェース機能
  • EIN-128dBu、最大入力ゲイン+60dBの高品位なマイクプリアンプ
  • 最大9種類のミキサー設定を保存できるシーンメモリ
  • コンプレッサー、3バンドEQ、ローカット、フェイズ、20種類のセンドリターン・エフェクト
  • メモ録音およびトークバックが可能なスレートマイク、プリカウントを設定できるメトロノーム
  • Hi-Zスイッチ(CH1~2)、PADスイッチ(CH3~16)、MUTE/SOLOスイッチを装備
  • USBメモリを接続して、録音データの書き出し/読み込みが可能
  • 録音スタート/ストップを自動で行えるオートレコード機能
  • RECボタンを押す2秒前の音から録音できるプリレコード機能
  • 別売Bluetoothアダプタ(BTA-1)と専用アプリ「L-20 Control」で、iPadからリモートコントロール可能
  • 外形寸法:445mm(W)×388.4mm(D)×82.6mm(H)
  • 重量(本体のみ):3.71kg