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Cintel Scanner事例:神戸芸術工科大学の場合

2018-07-30 掲載

Blackmagic Designの発表によると、神戸芸術工科大学がCintel Scannerを導入したという。導入した目的は数百点に及ぶ16mmフィルム、35mmフィルムをアーカイブすることであり、その中には1920年代のフィルムも含まれている。協働でフィルムアーカイブを進めている神戸映画資料館は、映画フィルム、書籍、ポスター、機材などを収集・保存・公開する施設であり、収蔵するフィルムは16,000本以上で、国内にある民営の機関としては最大規模のフィルムアーカイブだという。

神戸芸術工科大学は、1989年に設立された芸術工学部の単科大学。映像表現学科、環境デザイン学科、プロダクト・インテリアデザイン学科、ビジュアルデザイン学科、まんが表現学科、ファッションデザイン学科、アート・クラフト学科の7つの学科がありデザインを総合的に学ぶことができる。その中の映像表現学科には映画コースがあり、映画制作全般を教育している。

同本学では、大学付属の情報図書館とも連携をして、映画フィルムのアーカイブにも力を入れている。大学の責務である社会貢献として、大学所蔵の映画フィルムや神戸映画資料館所蔵のフィルムのデジタル化を行っている。大学ホールでは35mmプロジェクター2台、16mmプロジェクター1台を装備して定期的にフィルムの上映を行っている。大学所蔵の16mmフィルムについては、著作権法第31条に基づきデジタル化を行うことを目的としており、現在、30本程のデジタル化がすでに終わっている。

神戸芸術工科大学の芸術工学部教授 橋本英治氏は次のようにコメントしている。

大学付属情報図書館には200本近くの16mmフィルムを所蔵していますが、30年あまりの経年変化で、フィルムの退色化、ビネガー化が始まりつつあります。また、16mm映写機自体の保守、修理等が厳しい状態にあり、今後のフィルム上映自体が危ぶまれる状態になりました。

また、協働でフィルムアーカイブを進めている神戸映画資料館にも、経年変化等で劣化した35mmフィルムの所蔵があり、上映することはおろか中身を確認することすら困難な事態が発生していました。そうしたことから、日本映画発祥の地でもある神戸においてデジタル化によるフィルムアーカイブが必須のものとなったのです。そして、フィルムアーカイブのためにCintel Scannerの導入に踏み切りました。

35mmフィルムを視聴する場合、35mmプロジェクタで映写しなければなりません。これは非常に面倒な作業であり、部分的に巻き戻し、静止することもできません。それ以前の問題として、パーフォレーションの欠落、フィルムのカーリングによってプロジェクタにかけることすらできないフィルムも多々あります。Cintel Scannerはフィルムが映写機のように掻き落としの間欠走行でなく連続走行のため、劣化したフィルムに対しても柔軟にデジタル化が行えます。また、劣化が激しいフィルムに対しては、秒間4~8フレームといった速度でデジタル化が行えることも、諦めていたフィルムのアーカイブに役立ちます。

Cintel Scannerと合わせてDaVinci Resolve Studioを使用しています。1920年代の無声映画(毎秒16コマ)に対してCintel Scannerはデジタル化に効果を発揮します。具体的にはCintel ScannerによるデジタルデータをDaVinci Resolve Studioで読み込み、秒間16コマ書き出しが可能となるので、本来の映写スピードの確認が可能になります。音声トラックも濃淡型(density)と面積型(area)の二つのモジュレーションに対応しており、過去のフィルムの音声抽出にたいへん役立っています。


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[ DATE : 2018-07-30 ]
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