キヤノンは、カメラ・レンズで構成する新たなイメージングシステム「EOS Rシステム」の立ち上げを発表した。また、同システムの対応製品としてミラーレスカメラ「EOS R」と、「RFレンズ」4機種、マウントアダプター4種を順次発売する。

同社は写真・映像表現の本質は光を操ることにあり、その要はレンズだとして、将来に向けてレンズ設計の自由度をより一層高めることで、さらなる高画質を追求したいと考え、レンズとカメラの接合部であるレンズマウントから見直すことで光学の可能性を広げた新システムとしてEOS Rシステムを立ち上げた。EOS Rシステムは、RFレンズの魅力を最大限に発揮するためのイメージングシステム。

新たに開発したレンズマウントRFマウントを採用し、レンズ設計の自由度を高める大きなマウント径とショートバックフォーカス、レンズとカメラボディー間の新マウント通信システムという特長を備え、さらなる高画質化と利便性の向上を実現しているとしている。

またカメラボディーは、新マウントの特長を生かすため、ミラーレス方式を採用するとともに、撮像面位相差オートフォーカス技術「デュアルピクセル CMOS AF」をはじめ、電子ビューファインダー(EVF)を生かした撮影機能を搭載。なお、専用のマウントアダプターを装着することで、EFレンズやEF-S レンズが使用可能。