富士フイルム株式会社は、本体を動かさずにレンズの回転だけでさまざまな方向へ投写可能な、FUJINONレンズを搭載したプロジェクターの開発を発表した。2019年に発売予定。

同プロジェクターは、フジノンレンズの光学技術を活かして新たに設計した「二軸回転機構レンズ」を搭載。レンズを上・下・前・後・左・右の向きに切り替えることができるため、本体を動かさずにさまざまな方向へ投写することが可能。壁やスクリーンのみならず、天井や床などにも映像を映し出すことができるほか、映像の向きを縦と横に簡単に切り替えることもできる。

縦置き時

超短焦点レンズとレーザー光源を搭載し、75cmの至近距離からでも100インチの大画面映像の投写が可能。また、縦置き・横置きの両方に対応しているため、利用環境にあわせて設置方法が選べる。コンパクト設計により、横置きの場合0.18m2、縦置きの場合0.05m2の設置スペースがあれば設置可能。

このほかにも、丸みを帯びたフォルムによるスマートな外観と、レンズ収納時にレンズとプロジェクター本体が長方形に収まるコンパクトなボディを実現している。