株式会社シグマは、photokina 2018にて「SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art」の開発を発表した。対応マウントは、シグマ用、ニコン用、キヤノン用、ソニー Eマウント用。発売日、価格ともに未定。

SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Artは、シネレンズとして要求される画角と性能を前提として開発をスタートさせたレンズ。「映像制作用プロフェッショナル機材」という新たな視点が、写真用レンズとしての性能にもブレイクスルーをもたらしているという。

FLDガラス3枚、SLDガラス3枚を効果的に配置することで、軸上色収差と倍率色収差を極限 まで補正。ピント面は絞り開放からシャープに結像し、アウトフォーカス部のボケ描写とのコントラストにより被写体の立体感が際立つとしている。歪曲収差を1%以下に抑えるとともに、サジタルコマフレアを極限まで補正し、画面周辺まで一貫して高い光学特性を発揮する。8K以上に対応する解像感とボケ味が両立した大口径標準レンズ。

レンズ最前面の撥水防汚コーティングとともに、各所にシーリングを施した防塵、防滴性の高い構造を採用。最新のアルゴリズムによる超音波モーターHSMの高速AFにより、瞬時のシャッターチャンスに応えるとしている。

そのほかにも、キヤノン製デジタルカメラの「レンズ光学補正」機能に対応しており、ニコン用にも電磁絞りを採用。マニュアルオーバーライドMO(Manual Override)を搭載し、マウントコンバーターMC-11やSIGMA USB DOCKに対応している。