アマゾン ウェブ サービス(AWS)と傘下のAWSエレメンタルは、クラウドを利用したメディア制作から配信までの多様なワークロードソリューションを紹介する(ホール6/No.6402)。

AWSでは、メディアの制作から発信するまでのエンドトゥエンドを、「コンテンツ制作&ポストプロダクション」「コンテンツ&ワークフロー管理」「機械学習&データ分析」「コンテンツ配信& 送出」と、4つのカテゴリーに定義して展開している。今回は、各分野においてのクラウドを利用したメディアソリューションを、パートナー15社と一緒に一挙に紹介する。

映像処理技術を専門とするAWSエレメンタルでは、クラウド上で動画ワークフローを構築する「AWS Media Services」を利用する、クラウド移行を視野に入れた放送とOTT配信システムを、視聴体験を拡張し運用の有利性を図る最新技術を実装して紹介。QVBR技術、ライブソースから配信まで低遅延で実現するプロダクションフロー、AWSのML(機械学習)サービスを活用した、メタデータ抽出、自動クリッピング、キャプション、リアルタイム翻訳など。

AWSでは、注目を3点に絞った。クラウド上でオンプレと差異ない操作感とスピードで利用でき、メディアファイルをクラウドストレージに格納する編集環境を持つ編集ソフトウェア、グラスバレー社「EDIUS」のクラウド版と、FPGAを搭載した仮想サーバ「Amazon EC2 F1」を使った、4K/8Kメディアのアクセラレーションエンコード処理、そしてアプリケーション開発の効率化や運用の課題解決で注目されるコンテナ技術を使ったコンテンツ配信ソリューションとして、海外リージョンに配信環境を構築し、「Amazon Cloudfront」CDNを経由した動画配信をデモンストレーションする。

AWSブースでは、NABやIBCでも好評だったブースツアーをInterBEEでも実施する。催事期間中、11時、13時、16時と各日3回。参加には事前申し込みが必要。

さらに、展示ホールに隣接したスイートルームにて、ミニセミナーを開催する。来日スタッフも交えてAWSのパートナーチャンネルとプログラムを紹介する「APNリクルーティングセミナー」、そして、アマゾンジャパンから「メディア業界におけるFireTV、Alexaの活用」と題した、ストリーミングメディアデバイスFireTVと音声サービスAlexaの現在の市場プレセンスとパートナーとの協業展開を紹介するセッションをプロデュース。これらミニセミナーの参加も事前申し込みが必要。