株式会社エーディテクノは、HDMI/DisplayPort/DVI-D対応プラスチック光ファイバ脱着式マルチコネクタケーブルシリーズ10m/15m/20m/30m/40m/50m/100mの全7種を2018年12月25日に発売する。希望小売価格はオープン。市場想定価格は以下の通り。

  • AOD-10M(10m):税別48,500円前後
  • AOD-15M(15m):税別53,000円前後
  • AOD-20M(20m):税別61,000円前後
  • AOD-30M(30m):税別66,000円前後
  • AOD-40M(40m):税別81,000円前後
  • AOD-50M(50m):税別90,500円前後
  • AOD-100M(60m):税別161,500円前後

同製品シリーズは、国産プラスチック光ファイバを採用したアクティブケーブル。接続端子は脱着式を採用し、付属コネクタでHDMI(A/D)/DisplayPort/DVI-Dを付け替えることが可能。用途に合わせてそれぞれの端子を自由にカスタマイズできる。

また、ディスプレイ側のHDMIコネクタにはイコライザー付きタイプも用意されており、USB給電をすることで信号減衰を防ぐことができるほか、市販のジェンダチェンジャを併用することでケーブルのデイジーチェーンが可能となる。脱着時のコネクタはHDMIタイプD端子となり、最大寸法は12.6mmと極細仕様。通常のHDMIケーブル等の配管が難しい場所や内径22mmのCD管/PF管等でも配管しやすい設計だとしている。HDMI及びDisplayPortでは最大4K UHD@604:4:4(最大伝送帯域18Gbps)までの信号を伝送することが可能。HDCPやHDRにも対応する。

DVI-DではフルHD(シングルリンク・最大伝送帯域4.95Gbps)までの信号を伝送可能。通常のガラス光ファイバケーブルの許容曲げ半径(約15mm~20mm※同社調べ)に比べ、GI-POF(POF:Plastic Optical Fiber)を採用した同製品では許容曲げ半径5mm以下と耐折性にも優れているという。ケーブル外皮には難燃性プラスチック素材を採用し、燃えにくい設計となっている。また通常のガラス光ファイバケーブルに比べ、折れの可能性が低く、ガラス光ファイバケーブルで発生しうる破損時のガラス飛散が発生しない。

また、長距離伝送(最大100m)、超軽量・細径(20m重さ約350g・直径5mm)、ノイズフリーなどの光ファイバの特性も持ち合わせており、軽量化が必要なサーバールーム、ノイズフリーが必要な医療現場、映像制作スタジオ、通常のガラス光ファイバケーブルでは配線が困難な施工現場、FA機器や組込み機器など、長距離ケーブルが採用される場面で利用できるとしている。同製品の主な特長は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 脱着式コネクタ採用!HDMI(A/D)/DisplayPort/DVI-Dを自由に付替可能
  • 国産GI-POF(Plastic Optical Fiber)を採用
  • 優れた耐折性(許容曲げ半径5mm)
  • 最大4K UHD@604:4:4信号伝送対応
  • HDR対応
  • 最長100m
  • 難燃性プラスチック素材採用(プレナムケーブル・UL444 CMP)
  • 超軽量・細径(20m約350g・直径5mm・AWG12相当)