株式会社マウスコンピューターは、液晶ディスプレイブランドiiyama(呼称:イイヤマ)の屋内向けデジタルサイネージ(電子看板)シリーズとして、業務用ワイド液晶ディスプレイ「ProLite LH4282SB」、「ProLite LH4982SB」、「ProLite LH5582SB」の3機種を2019年1月下旬より順次発売する(LH5582SBのみ5月下旬発売)。希望小売価格はオープン。

同液晶ディスプレイでは、左右と上下の各方向で左右、上下それぞれに178°の視野角を確保するとともに、輝度700cd/m2とコントラスト比1,300:1を実現する非光沢ノングレア仕様のIPS液晶パネルを採用している。外光の映り込みが少ないことに加え、正面から見る場合はもちろん、歩きながらや斜めから見るなど、デジタルサイネージディスプレイとしてさまざまな角度から見られる場合でも、液晶画面に表示される訴求内容を視認できるとともに、屋内でも外光のあたりやすい場所やショッピングモールなどの明るい店内においても、視認性に優れた画像表示を実現するとしている。

デジタルサイネージに求められる長時間使用を実現するため、信頼性の高い液晶材料や長寿命電気部品などを採用し、24時間の連続使用に対応している。また、パワーマネージメント機能の搭載により、消費電力は0.5Wの低消費電力を実現。

DisplayPort、HDMI(2系統)に加え、DVI-D、D-Sub、BNC(Y/Pb/Pr)の5系統の端子を装備。接続に必要なDisplayPortケーブル、Mini DisplayPort用ケーブル、HDMIケーブル、DVI-Dケーブルなどの主要なケーブルが同梱されている。

DisplayPortのデイジーチェーン接続による映像表示のイメージ

映像送出用にDisplayPort、またはDVI-I、ディスプレイコントロール用にRS-232Cを使うデイジーチェーンによる、マルチディスプレイ(ビデオウォール)の構築に対応。上下左右の各ベゼル幅が6.5mmのスリムベゼルデザインの採用により、一体感のあるデジタルサイネージを実現することができるという。

OPSモジュール用スロットを装備

ディスプレイの背面にOPSモジュール用スロットを装備しており、OPSモジュールを使った省スペースのディスプレイ一体型デジタルサイネージの提案が可能。また、VESAマウント規格に対応しており、対応の取り付け金具や什器などを使って設置ができるとともに、横置きと縦置きの両方に対応している。

横置きと縦置きの両方に対応