ブラックマジックデザイン、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kにオーディオ収録およびバッテリー性能を改善するBlackmagic Camera 6.1アップデートを公開
2019-02-05 掲載

Blackmagic Designは、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの新しいアップ デート、Blackmagic Cameras 6.1を発表した。同アップデートには、オーディオ入力の改善、新しいピクセル再マッピング機能、2:1モニタリングフレームガイド、改善されたバッテリー性能などが含まれる。Blackmagic Camera 6.1アップデートは、Blackmagic Designウェブサイトから無償でダウンロード可能
Blackmagic Cameras 6.1は、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの内蔵マイク使用時のオーディオ収録を改善する。カメラの各側面のデュアルマイクからのオーディオを分析して処理するようになったため、ノイズフロアが大幅に下がり、以前と比較して静かな収録が可能になったという。さらに、オーディオモニタリングにおける遅延が削減された。オーディオとビデオの同期にさらなる微調整が行われたことに加え、3.5mmオーディオ入力選択のインターフェースが直感的に使用できるようになったため、今まで以上に早く使用できるようになったとしている。

オートフォーカスの性能も改善されており、以前に比べレスポンスが早くなり、精度が上がっている。また、メディアフォーマットのインターフェースが新しくなり、メディアが誤ってフォーマットされる心配がなくなった。カードの内容を消去し再フォーマットするには、メディアのフォーマットボタンを3秒間長押しすることで作業が確定される。
また、新しいカメラ内のキャリブレーション機能も含まれており、ユーザーがカメラでピクセルの再キャリブレーションを実行可能。時間が経過するにつれ、一部のピクセルの明るさが変化し、センサーにわずかなバラつきが生じることがあるが、新機能のピクセルキャリブレーションは、各ピクセルの光の出力を再調整するため、スムーズでクリーンなイメージを様々な環境下で撮影できる。
さらに、Blackmagic Camera 6.1アップデートでは2:1モニタリングフレームガイドも追加された。新たな構図用のツールを使用することで、さらにクリエイティブにショットのフレーミングが行える。また、新しい省電力機能ではバッテリーの駆動時間が10~15%向上し、残量インジケーターの精度も上がった。
Blackmagic Cameras 6.1アップデート機能は以下の通り。
(以下、リリースノートより引用)
- カメラのピクセルリマッピングのサポートを追加
- 2:1モニタリングフレームガイドを追加
- メディアフォーマットのユーザーインターフェースを改善
- オーディオモニタリングの待ち時間パフォーマンスが向上
- オートフォーカス性能を改善
- カメラ内蔵マイクのSN比性能を改善
- バッテリー寿命を改善
- 3.5mmオーディオ入力選択インターフェースを改善
- AV同期性能を改善
- Blackmagic Camera Setupユーティリティに接続したときにカメラの日時が更新されない問題を修正
- 3.5mmオーディオ入力レベルが予想より6dB低くなる問題を修正
- Lumix 20mm f / 1.7レンズのオートフォーカスの問題を修正
- カメラの電源を入れる前に接続したときに一部のUSB-C外付けSSDが検出されなかった問題を修正
- 一部のバッテリーが予想より早く電源が切れることがある問題を修正
- 電池残量表示が正しく表示されない問題を修正
- 特定のUSBポートに接続したときにカメラがホストコンピュータによって検出されない問題を修正
- ユーザーマニュアルのダイナミックレンジとISOチャートを更新
[ Category : NEWS ]
[ DATE : 2019-02-05 ]
[ TAG : BlackmagicDesign Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K]
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