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[NAB2019:Sony]クラウドを活用した映像制作・管理ソリューションや映像制作をサポートするソリューションに注目

#SONY #NAB2019

2019-04-10 掲載

Sonyブース動画

■Sonyプレスカンファレンス
■Sonyブース動画


360°全天球動画
Insta360 ONE Xで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

「PXW-FS7M2」と「PXW-FS7」対応のショルダースタイル運用を実現する専用アタッチメントキットとマウントアダプターを展示

「ショルダーっぽくてかっこいい」。第一印象がこんな感じなのが、FS7をブロードキャスト系のスタイルにする新製品のアタッチメント「CBK-FS7BK」とマウントアダプター「LA-EB1」だ。FS7シリーズを従来のショルダーカムコーダーと同様に運用することができ、大判センサーによるボケ味のある印象的な映像をニュースやドキュメンタリーなど幅広いコンテンツに取り入れることができる新製品だ。発売は2019年12月を予定している。

CBK-FS7BKとLA-EB1を装着した状態

専用アタッチメントキットのエクステンションユニットにはいろいろな機能あり、ソニー製のスロットインオーディオが使えるようになる。これまでもFS7でワイヤレスオーディオを使われる人は多かったと思うが、これで外付けされていたケーブルをすっきり収められる。さらにオーディオのボリュームもこちらで直接調整が可能。今まで通りMIシューにワイヤレスのアダプターを取り付けることもできる。Vマウントで運用もできるし、背面にはアナログの出力系がいろいろある。

伝送系は2種類あり、ワイヤレスオーディオとワイヤレスのネットワーク系のモデムを搭載可能。USBコネクターが搭載されており、USBのモデムを2本まで搭載できる。これらを使ってプロキシーをサーバー側に送ることが可能。XDCAM Airを組み合わせることで、XDCAM AirからFS7で撮ったプロキシーが世界中のどこにカメラがあってもすぐに確認でき、プレビューできたり取得できる。そういったシステムのソリューション面でも運用も可能になる。

EマウントからB4マウントアダプター「LA-EB1」は、1つのカメラで大判からB4まで、よりENG的な運用が可能となる。使用時はHD収録のみ対応。ビューファーは、ショルダーと同様の部品を使用している。

装着前のキットのみの状態

デジタルワイヤレスマイクロホン「UWP-D」シリーズがリニューアル

オーディオブースの注目はデジタルワイヤレスマイクロホン「UWP-D」シリーズの新製品だ。UWP-Dシリーズは、パッケージ商品で、現在はUWP-D11やUWP-D12という2つのモデルが国内で発売中だが、それが2019年夏に「UWP-D21」「UWP-D22」に変わる予定だ。

主に3つの新機能が搭載される予定で、1つが小型化。ずいぶん小さく、長さもずいぶん短くなって取り回しが楽になりそうだ。送信機のほうもだいぶコンパクトになる。

もう1つがNFC SYNCの搭載で、周波数を簡単・素早く設定可能になる。現場にオーディオのエンジニアを付けられない撮影で悩むのが、ワイヤレス場合はチャンネル設定であろう。従来機種でもメニューの中に入ってスキャンして空きチャンネルを見つける機能は搭載されていたが、新製品では、あえて外にNFC SYNCボタンを搭載。こちらを押すと周波数のスキャンを開始して、空きチャンネルを見つけて、送信機をタッチすると周波数が反映される。面倒なチャンネル設定を早く素早く簡単にできる機能が搭載される。

既存の製品と比べて、新製品は小型になる

3つ目は、デジタルオーディオインターフェースに対応で、高音質のデジタル音声をカメラにダイレクトに伝送し、録音することが可能。これによって、SNが飛躍的に改善している。6デシぐらい改善する見込みで、ノイズは半分ぐらいになるとのことだ。

また、対応カムコーダー上のビューファインダーに受信レベルが表示されたり、送信機のバッテリーがなくなるとアラートが出るようになる。対応カムコーダーに関しては、PXW-Z280やPXW-Z190が2019年9月にファームウェアアップデートで対応予定。それ以外は順次検討していくとのことだ。

映像制作用HD液晶モニターLMD-AシリーズがファームウェアアップデートでHDR対応を実現

映像制作用HD液晶モニターLMD-Aシリーズ「LMD-A240」「LMD-A220」「LMD-A170」が、V3.0のファームウェアアップデートでHDRのEOTFに対応する。リリース時期は2019年7月で、無償でダウンロードが可能。

ブースではHDRのモニターをウォールというイメージで展示。すべてHLGの状態で表示していた

V2.0では、SDRの一般的なEOTFのみに限られていた。V3.0では、V2.0のEOTFに加えてHLG、PQ、S-Log2、S-Log3(Live HDR)を選択できるようになる。

特にLive HDRへの対応で、ソニーが提唱するSR Liveの一部として使用可能。また、カムコーダーと組み合わせてインスタントHDRの一部としても使えるようになる。

ソニーはこれまで高価格帯のモニターではHDR対応していたが、低価格帯のモニターには対応していなかった。今回のファームウェアのアップデートにより、オンセットなどでも簡単にHDRの映像が監視できるようになりそうだ。

ファームウェアのアップデートでSMPTE ST2084(PQ)などに対応する

NDIにも対応した旋回型4Kリモートカメラ「BRC-X400」を展示

旋回型4KリモートカメラのBRC-X400も新しい技術を取り入れた新製品だ。特徴は、4KとフルHDにも対応して、比較的広角な70°までをサポートしている。フルHDでは40倍、4Kでは30倍までズームに対応する。イベント撮影で、イベントを俯瞰的に見るところから被写体にぐっと寄るような撮影をこの小さいカメラで可能。放送局や大学の講堂、企業のホールなどで使われるだろうとのことだ。

インターフェイスはSDIやHDMI、IPに対応。HDMIでモニターで確認しながらSDIで収録できる。また、IPベースのコンテンツ制作でも使えるようになっている。

結構注目を浴びそうなのが、ソニーで初めてNDIをサポートしていることだ。オプションによる対応で、オプションを購入することでNDIにつながりTriCasterなどと一緒に使用できる。

専用ブルースクリーンを使うことなく、プレゼンテーターを背景に重ね合わせられる映像制作支援ユニット「REA-C1000」

REA-C1000はかなりユニークな製品だ。オプションライセンスで機能を拡張が可能で、1年目は5つ機能を発売する。そのうちの2つの機能がブースで展示されていた。

Chromakey-less CG Overlayは、クロマキーを使わないで演者とCGを合成する機能だ。従来、CGと演者を合成する際は、グリーンバックのスタジオで撮影する必要があったが、AIベースのビデオアナリティクスの技術を使うことによって、人を認識して抽出。グリーンバックなしで合成ができるというものだ。

背景は、PowerPointから企業ビデオ、ローバジェットのニューススタジオなどで使われることを想定している。

もう1つデモをしていたのが、PTZ auto-trackingで、自動追従で話者の顔を追従する機能だ。顔の検出、カラーパターン、動体認識を使って実現している。この3つをミックスで精度を上げている。

ハードウェア単体は、米国で3,000ドルを予定。機能別にライセンスを購入して運用ができるシステムとなっている。Chromakey-less CG Overlayのライセンス価格は8,000ドル。PTZ auto-trackingは初年度無料。

放送局がクロマキーレスのシステムを導入するとなると、200万円から300万円とも言われている。それと比較すると、REA-C1000とChromakey-less CG Overlayはその半額ぐらいで簡易的なものを実現できるのが魅力といえるだろう。

報道制作向けクラウドサービス「XDCAM Air」を展示

欧米で展開しているクラウドを活用したソフトウェアベースのメディア業界向け映像制作・管理ソリューションを多数展示していた。その中でも注目なのが、報道制作向けクラウドサービス「XDCAM Air」。日本での展開は未定のサービスだ。

ブースでは、ニュースのワークフローを例に、撮りから配信まで一通りのソリューションが展示されていたが、XDCAM Airは一番前段のところになる。

XDCAM Airを一言でいうならば、カメラのゲートウェイサービスと言えるだろう。具体的には、カメラで撮ったコンテンツ、メタデータ、カメラ自身、デバイス自身をクラウド上で管理するというものだ。

特に独特なのは、ファイルのワークフローだ。プロキシーを自動的にオートアップロードがDXCAMに搭載されており、プロキシーファイルをクラウド上に貯めていブラウズすることが可能。更にプロキシーをベースに簡易的な編集がXDCAM Air上でできる。それをSNSに直接配信することができる。

さらに特徴的なのが、簡易編集のEDLを出力できるところだ。プロキシー編集のEDLの後、オリジナルのハイレゾデータが戻ってきた時はコンフォームをする。さらにユニークなところは、このEDLをカメラに送ることができ、EDLに基づいて本線のオリジナルデータの使ったところだけを切り取って送ることができる。

さらに現場にあるカメラの中身を確認も可能。リモートでコンテンツをブラウズして、プレイバックも可能。中身を確認したうえで、そのファイルがほしい場合はプロキシーとオリジナルデータを選べる。

XDCAM Airは、現場のオペレータはあくまでも撮りに集中して、コンテンツの管理をリモートすべて局できる。例えるならば、カメラのオペレーターが局に帰ってくる必要がないともいえるだろう。このように、コンテンツの管理が局側でできるのを特徴としているサービスといえそうだ。


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[ DATE : 2019-04-10 ]
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