Zoomは、32ビットフロートレコーディングとデュアルADコンバーターの両方を搭載した初のプロフェッショナルフィールドレコーダー「F6」を2019年7月3日に発売する。米国での価格は649.99ドル。日本国内での発売時期や価格は発表されていない。

1.54インチフルカラーバックライト付きLCDを搭載

F6は、デュアルA / Dコンバーターを搭載した32ビットフロートレコーディングを搭載。予想外に変化する音源レベルに対しても完全なオーディオ品質で収録を可能にしている。

6chのXLR入力を搭載し、低ノイズフロア(-127dBu EIN)、高ゲイン(最大75dB)、各入力用に選択可能なマイク/ラインレベルを備えたマイクプリアンプを備えている。

また、オーバーロードを回避するためにAdvancedリミッターを搭載。入力信号に1ミリセカンドのディレイをかけることでピークレベルの先読み動作を行い、入力音が実際にレコーディングされる前に信号クリップを抑える。

右側面の様子。左右に3chずつ6つのXLRコネクタを備える

左側面の様子。100mWのヘッドフォンアンプを備える

Ambisonicsモードは、A-to-Bデコーディングやバランスの取れたゲインリンクを提供し、VR、ARなどのための空間オーディオのキャプチャが可能。無料のZoom Ambisonics Playerソフトウェアをダウンロードして、360オーディオを簡単にデコードおよび編集を可能にしている。

SDカードスロットを搭載。最大512GBのレコーディングが可能