※写真は九州放送機器展2018の朋栄ブースの様子

株式会社朋栄は、2019年7月31日~8月1日の2日間、福岡国際センターにて開催される「九州放送機器展2019」に出展する(ブースNo.D-36)。

同社ブースでは、スタジオサブ関連製品やSDI/IP統合制御環境、字幕制作対応製品、簡易中継ソリューションなどの最新製品/ソリューションを展示する。主な出展製品は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

1.スタジオサブコーナー

■4K対応ビデオスイッチャ- HVS-2000
ライブイベントから、中継車、スタジオサブまでさまざまなシーンで活用できる24入力18出力のビデオスイッチャー。最大48入力18出力または40入力22出力まで拡張可能。各M/EにキーヤーとFLEXaKEYをそれぞれ4つ搭載し、多彩な演出に対応。最大12入力の4Kスイッチャーとしても活用可能。キューシートによる素材管理により、進行順リストに従った送出運用が可能なワンタッチコントローラーOTC-1000も出展。

(協力:株式会社リバアフィールド様)

■マルチチャネルビデオサーバー MBP-1000VSシリーズ
4KにXAVC、HDにMPEG-2をハードウェアコーデックとして搭載したマルチチャネルビデオサーバー。HD対応モデル、4K対応モデル、12G-SDI対応モデル、IP対応モデルをラインアップし、インジェストやプレイアウトなど幅広い用途で使用可能。グラフィックス送出対応モデルでは、2系統のテロップ送出にも対応し、動画のプレイアウトに合わせてテロップ素材を送出したり、動画とテロップの合成出力が可能。

■12G-SDI対応キャラクタージェネレーター VWS-1000シリーズ
テロップ送出機能、動画送出機能、ミキサー機能を搭載したキャラクタージェネレーター。4K1系統のPGM V/K、PREV Vの送出、V/Kの静止画キャプチャーに対応。HD送出にも対応し、2系統のPGM V/K、PREV V/Kの送出、V/Kの静止画キャプチャーが可能。IP入出力対応モデルもラインアップ。

2.HDR/SDRサイマル送出コーナー

■マルチパーパスシグナルプロセッサー FA-9600
12G-SDI対応シグナルプロセッサー。標準でHD 2系統のフレームシンクロナイザー、オプションで4K 1系統への対応をはじめ、HDR/WCGの各種変換、アップ/ダウン/クロスコンバーター、12G/3G変換、2SI/SQD変換など、各種機能を搭載可能。新バージョンでは、オプションで3D-LUTモードの追加、SR Live for HDRワークフローに対応。

SR Live for HDRはソニー株式会社の提唱するHDR映像制作ワークフローです。XAVCはソニー株式会社の商標です。

3.SDI/IP統合環境

■SDI/IP統合制御ソフトウェア SOM-100
SDI(ベースバンド)映像機器とIP映像機器の混在する環境で、各種映像機器を統合的に制御・監視するためのオーケストレーションソフトウェア。SMPTE ST 2022-6およびST 2110に対応するIP対応ビデオサーバーMBP-1000VS-IP、TICOコーデックを活用することで3Gbps帯域で4K映像の伝送を可能にするモジュール製品USF-106TICO-12G、朋栄エレテックス製IP対応信号発生機ESG-4200なども紹介。

4.バーチャルシステムコーナー

■バーチャルスタジオ/リアルタイムCGシステム VRCAM-NX
バーチャルスタジオ運用とリアルタイムCG(RCG)運用の両方を実現。バーチャル運用では4K対応ソフトウェアクロマキーを利用可能にし、レイヤー機能も新搭載。シーンの組み立てや、カメラの動きに連動するCGと非連動のCGを直感的に切り分け可能。

■リアルタイムカメラトラッキングシステムStarTracker
天井や床にマーカーを貼るだけで、精度の高いフリーハンドカメラトラッキングを実現。一度設定すれば、電源オフ後も再設定することなく運用が可能。センサーユニットと共に、リアルタイム・ポジション・データを算出する小型プロセッサーを搭載(英国Mo-Sys Engineering社)。

5.字幕制作コーナー(朋栄IBE製品)

■8K/4K対応字幕アシストサービス NeON-CA
音声認識を活用し、映像ファイルの音声から文字情報を自動生成するクラウドサービス。テキストエディタ感覚の「字幕エディタ」を搭載しており、ページ構成/文字/位置/タイミングを編集可能。字幕ページ情報をARIBファイルに出力することにより、NeON-IXやNeON-SHVで送出用ARIBファイルを作成可能。

■字幕ソフトウェア ICCW-100/TRS-55/IMP-210/ICCU-100
MXFファイルに字幕情報を重畳できるICCW-100、字幕確認用プロキシファイルを手軽に生成できるTRS-55、PC上で字幕付きMXFファイルを手軽に再生可能なIMP-210、重畳された字幕データを分離し、再編集を可能にするICCU-100の各ソフトウェアを紹介。

6.簡易中継コーナー(カナダDejero社輸入取扱製品)

■H.265/HEVC対応簡易中継装置Dejero EnGo/PathWay
ビデオ映像をH.265/HEVCでエンコードし、6つの携帯回線をブレンディングし、ネットワークを広帯域化して伝送する簡易中継装置。ポータブルなEnGo、ラックマウント型のPathWay。ニュース取材、スポーツ報道、ライブイベントなど、遠隔地の取材映像/イベント映像を放送するのに理想的なソリューション。

■モバイルネットワークルーター Dejero GateWay Router
携帯回線やWi-Fiなど複数回線をブレンディングし、高速インターネット環境を構築可能。現場からニュースルームやメディア資産管理システムにアクセスしたり、大容量ファイル送受信、クラウドサービス利用、VoIPを使った通話など、インターネットワークフローを拡張。