株式会社シグマは、映像制作用交換レンズSIGMA CINE LENSのFF High Speed Prime Lineにおいて、Cooke社の通信規格「/i Technology」に対応したPLマウントレンズを発表した。2019年末より順次発売予定。希望小売価格は未定。共通の仕様は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • PLマウント(/i Technology対応)
  • イメージサークル直径:FF43.3mm
  • イルミネーションサークル直径:46.3mm以上
  • フォーカスリング:feet、meter表記
  • 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
  • フォーカスリング、アイリスリング蓄光仕様あり

ラージフォーマットかつ8K撮影に対応する解像感と、コンパクトなサイズ感を実現したFF High Speed Prime Lineの単焦点ラインナップに「/i Technology」に対応した電子接点付きPLマウントが追加される。「/i Technology」対応のシネレンズを、同一規格採用のシネマカメラで使用することで、距離、焦点距離、絞り値などレンズ側の撮影メタデータを表示・記録することが可能。

2020年公開予定の「TOP GUN:MAVERICK」の撮影には、FF High Speed Primeから「/i Technology」対応の試作機が採用されるなど、最新の映画制作で実用化されている。また、すでに同社のPLマウントレンズを購入したユーザーに向けて「/i Technology」対応化サービスの提供も検討しているという。

なお、/i Technologyに対応したPLマウントレンズ、は2019年9月13日~17日の5日間、オランダのRAIアムステルダムコンベンションセンターにて開催される欧州放送機器展「IBC2019」の同社ブース(ホール12/ブースNo.D58)にて実機を展示する。