キヤノンは、大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM DS」を2019年12月下旬に発売する。以前、開発発表をしていたもの。希望小売価格はオープン。同社オンラインショップでの販売予定価格は税別375,000円。

RF85mm F1.2 L USM DSは、描写性能や操作性、堅牢性などにおいて最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」。レンズの中心部から周辺に向け、徐々に透過率を下げながら光を遮る効果を持つ蒸着技術「DSコーティング」をレンズの2面に採用「DSコーティング」効果と開放F値1.2の大口径により、ボケ像が大きく輪郭が柔らかくなるため、滑らかで美しいボケ表現が可能です。

EFマウントと同じ内径54mmという大きなマウント径と、ミラーレスカメラならではのショートバックフォーカスというRFマウントの特長がもたらすレンズ設計の自由度の高さを生かし、絞り開放時においても画面の中心部から周辺部まで高画質を実現しているという。また、同社独自開発の「BRレンズ」と「UDレンズ」の組み合わせにより、大口径レンズに出やすい色にじみを抑制し、高水準の色収差補正を実現。

フォーカスリングに加え、露出補正や絞り数値の設定などを任意に割り当てて使用可能なコントロールリングを搭載。また、Lレンズに相応しい耐久性と耐振動衝撃性に配慮した設計となっている。