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[InterBEE2019]キヤノン/キヤノンマーケティングジャパンブース:EOS C500 Mark IIやSumire Primeの新製品を展示。撮影から表示まで8K映像ソリューション展示が充実

#Canon #Inter BEE 2019

2019-11-25 掲載

注目展示はEOS C500 Mark IIとSumire Prime

ブース正面ではEOS C500 Mark IIとSumire Primeを展示。中でもEOS C500 Mark IIは、IBC 2019で発表されたばかりのキヤノンの新しいフラッグシップカメラだ。

コンパクトな筐体に5.9Kフルサイズセンサーを搭載し、フルサイズ時には5.9KのRAW記録が可能。最大60Pまでのフレームレートが選択できる。実にキヤノンらしいと思ったのが、ネジを使ってレンズマウントがEFとPLに交換対応が可能な点だ。なおかつ、EFレンズを使用した場合はAFに対応し、高速にピント合わせができ、自然なフォーカス送りが可能。手ブレ補正機構搭載EFレンズだけでなく、非対応レンズ装着時にも5軸手ブレ補正が可能な、電子IS機能を搭載。記録フォーマットは、Cinema RAW LightとXF-AVCの記録フォーマットをサポート。

期待のシネマカメラの新製品「EOS C500 Mark II」。稼働状態で触れるモデルも展示されていた。レンズはSumire Primeの50mm EOS C500 Mark IIのアクセサリーの展示。特に面白いのが写真左下のEFシネマロックマウントキット「CM-V1」とPLマウントキット「PM-V1」だ。ボルトの取り外しで交換可能

Sumire Primeは、ルックが特徴のPLマウントレンズだ。通常のEFレンズやこれまでのシネマレンズは、解像力の向上を目的にコントラストをくっきりと出す方向で設計されている。一方、Sumire Primeは、収差も極力抑えて、綺麗に写ることを目標としており、味付けを少し工夫することでピントの芯はきちんとあるけれども、ゆるやかな収差などを入れながら味のある描写を実現できる。

映像業界ではオールドレンズの人気が根強いが、ワイドレンズとなると収差がひどくて使いづらい場合があった。Sumire Primeは味付けを実現しながらもワイドから望遠レベルまできちんとチューニングしており、安定した表現を特徴としている。

これまでのコントラストがくっきりした従来のレンズでは、点光源のボケは輪郭がカリッと出ていた。しかし、Sumire Primeでは自然に丸く出て、オールドレンズっぽいちょっと味付けも行われている様子がブースのモニターを観て確認ができた。

Sumire Primeのラインナップ。ガラスケースの展示だが、まだ発売されていないモデルも展示されていた Sumire Primeは、点光源の描画や肌のトーンが特徴 Sumire Primeの85mmが発売を開始。Sumire Primeのラインナップが充実してきている

ひっそりとデジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」を国内初展示

カメラの展示コーナーで「えっ!」と驚いたのが、デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」の展示だ。2019年10月24日に開発発表が行われ、ニューヨークの写真イベント「PHOTOPLUS」で初展示されて話題になったが、Inter BEEの会場で国内初展示が行われた。カメラコーナーの一番端っこにひっそりとガラスケースに入れられていたので、見逃してしまった人も多いのではないか。

EOS-1D X Mark IIIの特徴は、動画機能の充実だ。動画撮影は、4K60p/YCbCr 4:2:2/10bit/Canon Logでの内部記録とRAWデータでの動画内部記録が可能と大幅に充実している。動画撮影時のセンサーを使用する範囲(クロップ)のサイズなどつっこんだ仕様については、現段階では答えられないとのことだった。

4:2:2/10bit/Canon Logでの内部記録とRAWデータでの動画内部記録が可能なEOS-1D X Mark III

本格的スタートを切った8Kソリューションを展示

■8Kカメラシステムを操作可能な状態で展示

8Kソリューションの展示では、キヤノン8Kの特徴を生かした新しいコンテンの展示が印象的だった。

8Kカメラシステムの仕様は、スーパー35mm相当サイズの8K専用CMOSセンサー搭載で、小型、軽量のカメラヘッドが特徴。6G-SDI 4本で光伝送可能な変換ボックスに入力し、延長が可能。8Kリアルタイム現像出力し、8Kディスプレイでモニタリングができる。

これまでの展示会の8Kカメラシステムの展示は、電源を入れない静態展示だったが、今年のInter BEEでは初めてカメラが稼働な状態での展示が行われた。実際に8K撮影の体験が可能で、8Kの画を出して8Kカメラの性能を目で確認できるようになっていた。

また、これまでは8K専用の本数の少ないレンズと組み合わせて展示が行われてきたが、今回のInter BEEでは4Kカメラ対応のCN-E30-300mm T2.95-3.7との組み合わせで展示が行われた。キヤノンには、4Kカメラ対応レンズでありながらオーバー4Kの性能を持っているレンズがあり、それらは光学性能的には8Kカメラにも十分耐えうる光学性能を持っているものがある。CN-E30-300mmも、8Kにも耐えられる光学性能を持ったレンズとのことだ。

スーパー35mm相当サイズの8K専用CMOSセンサーを搭載した8Kカメラシステム 29インチ8K HDR対応モニターと組み合わせて展示
■8K55インチモニターで美しいボケを生かしたショートムービーを公開

1,000cd/m2の明るさを持った8Kの55インチHDRディスプレイのコーナーでは、宮崎県の観光地や文化を紹介する「Roots of Japan~神話の源流 みやざき~」と台湾を舞台にした恋愛ドラマ「Stand By You」の2本を上映していた。

「Roots of Japan」は、ドキュメンタリータッチのパンフォーカスを基本とした隅々まで8K解像度を生かしたデモ映像。8K HDRによる光の表現力や隅々まで解像した8Kらしさを基調とした映像とのこと。

もう1本の「Stand By You」は、ドラマ的な撮影手法を使ったレンズのボケを生かした映像作品。これまでの8K映像作品は、パンフォーカスによるかっちりした「これぞ8K!」という映像が多かったが、8Kが今後普及していくにあたって、ドラマも多くなるのでは?とキヤノンは予想しているという。そこで、キヤノンは8Kの応用として8Kカメラでドラマを撮るとどんな画が撮れるのか?をテーマに8Kでありながらもボケを生かしたショートムービーを作成。

ドラマを8Kで撮影することによって、引きで全体を見せるときも8Kにより隅々までしっかり観せられたり、全体像をきちんと伝えられる。寄った画では、演者の気持ちまでしっかりと表現できるという。

また、キヤノンの8Kカメラシステムはカメラヘッドが小型のため、お祭りのような込み入った場所でも移動しながら撮影可能。暗いところにも強いので、夜道の撮影にも対応可能なこともキヤノンならではの優位点と紹介していた。

宮崎県の天安河原などを8Kで撮影した作品「Roots of Japan~神話の源流 みやざき~」 8Kでトラマ撮影という大胆な試み。「EFシネマレンズ」が持つボケ味を生かした作品づくりに挑戦した恋愛ドラマ「Stand By You」

ブース内のシアターコーナーでは、4Kのプロジェクターを4台使って8Kを実現し、8Kカメラを使用した撮影された「世界遺産」と東京の空撮を上映。キヤノンの8Kカメラはカメラヘッドが小さいために、ヘリコプターに搭載可能なのもアピールしていた。

シアターのコーナーでは8Kの世界遺産と東京の空撮を上映
■高倍率・長焦点距離の8K放送用フィールドズームレンズと8K放送用ポータブルズームレンズを展示。EFシネマレンズは8K対応へ

8Kカメラ対応レンズのラインナップのコーナーでは、最長焦点距離の51倍ズームを実現した8K放送用フィールドズームレンズ「UHD-DIGISUPER 51」と8K放送用ポータブルズームレンズ「7×10.7 KAS S」を展示。

このコーナーで気になったのは、EFシネマレンズの8K対応の展示だ。EFシネマレンズは、これまで4Kカメラ対応を謳っていたが、8K光学設計を応用しているレンズであるため、性能としては十分8K対応であったという。そこで、正式に8K対応機材に仲間入りして、こちらの8Kカメラ対応レンズコーナーとして展示されていた。

8Kカメラ対応レンズのラインナップを展示 EFシネマレンズは8Kの撮影にも対応できるとのことで、正式に8K対応レンズとして展示されていた 広角端15.5mmから望遠端790mmの51倍ズームを実現したキヤノン初の8K放送用フィールドズームレンズ「UHD-DIGISUPER 51」 焦点距離10.7-75mmをカバーする、7倍ズームの世界初の8K放送用ポータブルズームレンズ「7×10.7 KAS S」

カメラ用交換レンズや放送用レンズ、天体望遠鏡レンズなどの光学製品で活用されている人工蛍石結晶を展示。キヤノンは、人工蛍石結晶を採用したカメラ用交換レンズ「FL-F300mm F5.6」を1969年に世界で初めて一般消費者向けに発売し、2019年で発売50周年を迎えるという。

ブースで人工蛍石結晶を展示

特設ラウンジでUHD-DIGISUPER 51を国内初展示

キヤノンは今年も4ホール入口にすべての放送用レンズの特設ラウンジで展示が行われていた。その中でも特に注目は、ブースでは静態展示だった8K放送用フィールドズームレンズ「UHD-DIGISUPER 51」の実機展示だ。外部では国内初の展示で、稼働状態で使い勝手が確認できるようになっていた。

8K放送用フィールドズームレンズ「UHD-DIGISUPER 51」と現場に持ち運べるサイズを実現したキヤノン製8Kマスターモニターを組み合わせて展示 UHD-DIGISUPER 51は外部では国内初の展示 UHD-DIGISUPER 51をワイド端に設定した状態 UHD-DIGISUPER 51を51倍ズームをフルにテレ端に設定した状態。画はブースの看板の文字だけになる 昨年に引き続き、4K放送用ズームレンズの「UHD-DIGISUPER 122」を展示。放送用フィールドズームレンズで、スポーツイベント中継などの4K放送に注目を浴びている

2,000cd/m2と高コントラスト200万:1を実現した31インチ4K/HDRリファレンスディスプレイ「DP-V3120」

31インチ4K HDRリファレンスディスプレイ「DP-V3120」もIBCで発表されたばかりのブースの目玉だ。業界最高クラスの2,000cd/m2に高コントラスト200万:1や0.001cd/m2の高輝度などが特徴だが、それ以外にも輝度や色を数値や疑似色で可視化して表示確認できるHDRモニタリングアシストも見逃せない機能だという。

キヤノンのHDRモニタリングアシスト機能は、この機能だけでHollywood Professional Association(HPA)の2018年度優秀エンジニアリング賞(Engineering Excellence Awards)を受賞。キヤノンのHDRモニターはありのままを正しく写すというだけではなく、この正しく確認できるように色付けし、どこが飛んでいるかを見やすくしてくれるのも特徴だという。

業務用4Kディスプレイのコーナー。一番右の展示が31インチ4K⁄HDRリファレンスディスプレイ「DP-V3120」 HDRモニタリングアシスト機能が充実しており、PQやHybrid Log Gammaの入力信号の輝度に応じて、異なる色を着色して表示するフォルスカラー表示も可能

キヤノンの人工蛍石結晶を先着3名様にプレゼント!(プレゼント終了!)

人工蛍石結晶。八面体ブロック

人工蛍石結晶を3名様分読者プレゼントとしてご用意いたしました!キヤノンのカメラシステムに興味のある方なら見逃せないプレゼントです!

応募方法はPRONEWSのTwitter(@pronews)をフォローし、こちらの記事をリツイートするだけ!締め切りは2019年11月30日までですが、先着順となりますので、定員に達し次第終了とさせていただきます。当選者3名の方には、TwitterのDMにてご連絡をさせていただきます。

ご応募お待ちしております!定員に達したため、終了となりました!ご応募いただき、ありがとうございました!


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[ DATE : 2019-11-25 ]
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