平和精機工業ブース動画

平和精機工業ブースレポート

平和精機工業(Libec)は、プロダクションやブロードキャスト、プロビデオなどの使用用途に合わせたエリアをブース内に設け、新製品となる自立式一脚のリニューアルモデルTH-M、グランドスプレッダー用フロアマットFM-1B、同社初となる小型カメラ用3軸電動ジンバルTH-G3、2気室一体型カメラバッグのUrban CamBagなどを展示。その他にも、スタジオペデスタルのQHシリーズや、無段階カウンターバランスシステムを搭載した三脚システムのRSPLUSシリーズなどを展示した。また、毎年恒例となっている修理相談コーナーや小型クレーンなども出展されていた。

自立式一脚HFMPの後継機種となるTH-M。メンテナンス性をさらに改良したほか、ミニ三脚部分をフットペダルでロックさせると、ポール部分が回転しなくなるパーフェクトロックを採用している。3/8″ネジの中に1/4″ネジが収納されており3/8″ネジと1/4″ネジにも対応。フットペダルとミニ三脚のデザインを改良し、土や泥などの汚れを拭き取りやすい形状となった

グランドスプレッダー三脚用汎用フロアーマットFM-1B。屋内でグランドスプレッダーを使用する際に簡単に装着でき、床を汚したり、傷つける心配がない。同社だけでなく他社メーカーの三脚でも使用可能

同社初となる小型カメラ用3軸電動ジンバルTH-G3は、様々なアクション機能に加え、専用アプリと接続することでジンバルの各種詳細設定、遠隔操作、モーションタイムラプス撮影が可能。最大で18時間駆動可能(500g搭載時18時間、3600g搭載時12時間)

ペデスタルシステムQH3。P1000のセットとなったもので型番はQD-30PDとなっている。ペデスタルシステムP1000はガススプリングを内蔵しており、重い機材を載せた状態でもより簡単に、そして安全に高さ調整ができるほか、フラットベースなので他社製のヘッドも取り付け可能。150mmヘッドを採用しており耐荷重69kg

大型プロンプターシステムや小型ボックスレンズシステムに適したグランドスプレッダーモデルQD-10。ヘッドは耐荷重45kgの150mmヘッドQH1を採用しており、中型ボックスレンズシステムに適したグランドスプレッダーQD-30がセットとなっている

QH1およぼQH3の調節用ドラッグツマミはコラムの昇降動作を好みの設定に調節可能

超小型ペデスタルP110S Compact。限られたスペースのスタジオでの使用おいてもドリー部分が非常にコンパクトになっているためカメラが移動できる範囲を広く取ることができる

従来機からパイプを太くした改良ベースとしたことでガタつきが抑えられたほか、パイプ固定のためのツマミをなくすことでより素早くセッティング可能となった。また、新たに採用した車輪により滑らかな動きで自由自在なドリー操作が可能で、車輪のロック/ロック解除時の音も従来機に比べて小さくなっている

無段階カウンターバランスシステムを搭載したミッドスプレッダー三脚システムRS-350M。独自のバランススタビライザー機構により、ティルト動作の停止時に僅かに生じる画像のブレを確実に抑え完全バランスの状態を容易に実現