Blackmagic Designの発表によると、Dayglo Presentsがライブプロダクションおよびライブストリーミング・ワークフローにBlackmagic Design製品を使用しているという。これには、同社の所有する会場で行うコンサートやツアーなども含まれ、これまでにVulfpeck、テデスキ・トラックス・バンド、Trey Anastasio Band、Dead & Company、Phil Lesh and Friends、プライマス、Jason Isbell、Jason Isbell and the 400 Unit、The Marcus King Band、チャック・リーヴェルなどのプロダクションを手掛けてきた。

Dayglo Presentsは、ニューヨークを拠点とするライブ音楽&メディア会社で、独立音楽プロモーターのピーター・シャピーロ氏により創立された。同社では、Blackmagic DesignのATEMライブプロダクションスイッチャー、HyperDeck放送デッキ、Videohubルーター、SmartViewモニター、DeckLinkキャプチャー・再生カードなどを使用して、同社の所有する会場や担当プロジェクトで年間500公演を扱っている。これには、マディソン・スクエア・ガーデン、ラジオシティ・ミュージックホール、Civic Theatre、Gramercy Theater、アポロ・シアター、Lockn’ Festival、The Scoot Innでの公演に加え、ニューヨーク州ポートチェスターにある著名なコンサート会場であるThe Capitol Theatreや、ニューヨーク州ウィリアムズバーグとネバダ州ラスベガスに展開するBrooklyn Bowlにおける固定インスタレーションも含まれる。Brooklyn Bowlは、音楽、ボーリング場、地ビール、名高いBlue Ribbonレストラングループの食事を融合させた複合施設。また、雑誌「Relix」および音楽サイトRelix.comとJambands.comで知られるRelix Media Groupとも仕事を行なっている。

テキサス州オースティンのコンサート・フィルム技術会社TourGigsが、Dayglo Presentsの移動ビデオキット構築の支援、The Capitol TheatreおよびラスベガスのBrooklyn Bowlのストリーミングソリューションに関するアドバイスを行なった。

Dayglo Presentsのマーケティングおよびデジタル戦略部長ジョナサン・ヒーリー氏は次のようにコメントしている。

DaygloとRelixは、ATEM 1 M/E Production Studio 4K、HyperDeck Studio、DeckLink Studio 4Kで構成される移動ビデオシステムを所有しており、10台のHyperDeck Studio Miniを先日追加しました。

このフライパックを使用して、ツアーで60公演以上、Relix MagazineのThe Relix Sessionsのビデオを100本以上ライブストリーミングしました。コンテンツは、The Relix Channel、YouTube、Facebookやその他のSNSチャンネルでストリーミングされています。

多数のプロジェクトを扱っているため、常に移動を続けているので、Blackmagic Design製品の柔軟性と使いやすさを本当に気に入っています。例えば、ラジオシティ・ミュージックホールで先日行われた「イージー・ライダー」の50周年記念イベントに、このフライパックを使用しました。バンドが映画のサウンドトラックを生演奏する中、映画とIMAGの切り替えをATEMで実行しました。また、先日フライパックに追加したHyperDeck Studio MiniでISO収録を行いました。HyperDeck Studio Miniは、ツアーで使用していない時は、The Capitol Theatreに設置されています。

1,800席を有する劇場The Capitol Theatreでは、モニタリングにSmartView Duo、17台のモニターからのフィードのルーティングにSmart Videohub 20×20を使用している。HyperDeck Studio Miniは、10台のカメラのISO収録に使用されている。

32レーンのボーリングレーンと収容人数2000人のイベント会場を有する、ラスベガスのBrooklyn Bowlでも同様のアプローチが取られた。ATEM 4 M/E Broadcast Studio 4KとATEM 2 M/E Broadcast Panelを1台ずつ、5台のHyperDeck Studioが会場のSNSチャンネルで公演をライブストリーミングするために使用され、収録および会場内に設置された45台のモニターへの送信にも使われた。これにより、各ボーリングレーンの端に設置された3mのビデオウォールにもイメージが映し出された。

ポストプロダクションでDaVinci Resolve Studioを使用し、VODやアーティストのマネジメント用にショットの選択を行いました。Blackmagic Designを全ての面にわたって使用しました。単純に、きちんと機能するからです。手頃な価格でトップレベルの性能を提供してくれます。また、新しいプロジェクトに取り組むに当たって、常に新しい使用方法を見出すことができる製品です。