アビッドは、Media Composerのv2019.12を公開した。ソフトウェアの最新アップデートは同社Webサイトからダウンロード可能。

Media Composer 2019.12では、アウトプット・カラースペースとしてACES2065とDCI P3D65 48nitsの2つが追加された。ACES2065を選択すると、ACESメディアをOpenEXRまたはDNxUncmpressed(Floating Point)でエクスポート可能になる。

これまでのバージョンでは、OpenEXRのリンクをサポートしていたが、2019.12ではOpenEXRをエクスポートが追加された。シーケンスとクリップは、16ビットまたは32ビットの浮動小数点カラーで、単一フレームまたは画像シーケンスとして.EXRにエクスポートできるようになった。

ワークフローに関係する改善点では、Inspector Toolが更新されて複数選択をサポートするようになった。これまでは、ビンで複数のアイテムを選択していると、Inspector Tool は最初に選択されたアイテム の情報しか表示しなかった。今回のリリースにより、複数のアイテムが選択されていると、Inspector Toolは選択されたアイテムのすべてに共通するメタデータを表示するように変更された。

Media Composer 2019.12のすべての新機能は、Media Composer Knowledge Baseの新機能ドキュメントで公開されている。