東京藝術大学出版会は、書籍「デジタル撮影技術 完全ブック」を2019年12月30日に発売した。定価は税別3,000円。amazonまたは全国の書などで購入できる。

著者の田中一成(たなか・かずしげ)氏は「探偵はBARにいる」シリーズなど、著名映画で撮影監督を担当しているキャメラマン。また、東京藝術大学大学院映像研究科教授として、学生の教育にも直接携わっている。フィルムからデジタルまで、長く豊富な撮影体験を基に、映画の様々な現場で必要な技術を、基礎から応用まで平易に解説している。

映像機器の変遷」に始まって、「第2章 基礎知識編」「第3章 テクニック編」「第4章 映像表現編」「第5章 撮影現場」へ続く、全224ページ。

田中一成(たなか かずしげ)プロフィール
鳥取県鳥取市生まれ。横浜放送映画専門学校佐藤昌道ゼミナール卒業。1977年よりフリーの撮影家として活動。2018年より東京藝術大学大学院映像研究科 映画専攻教授。日本映画撮影監督協会専務理事。
撮影監督として、「探偵はBarにいる1~3」(監督:橋本一)「ゼブラーマン1&2」「Dead or Alive 逃亡者、Final」、「極道恐怖大劇場 牛頭」(以上、監督:三池崇史)、「少年メリケンサック」「中学生円山」(以上、監督:宮藤官九郎)、「R-100」(監督:松本人志)、「着信アリ Final」、「仮面ライダーThe First 、The Next」、「ザ・ファブル」等、他にもVシネマ多数。
東京藝大の他、尚美学園大学、HSU(ハッピーサイエンスユニバーシティ)、共立女子大学等でも講師を勤め後進の育成に力を注いでいる。